今日は幼稚園 午前保育ですよ・・・・
こんな時間まで起きてる場合じゃないんですが、でも起きてる(笑)
CSが面白すぎるんですよぅ
昨日の20時からは パトのNEW OVAが2本放送。
土曜の再放送ですね。
「グリフォン復活」と「災厄の日」
遊馬が可愛いんですよ、これが(^m^)
そして ひろみちゃん大活躍・・・・
出動中は出番の少ない彼ですが 番外編的エピソードでは出番が多いんですよね~
ああ 郷里さん・・・・思わず涙・・・・
さて 今回はSS(連載進めなさいって☆)
メールのやり取りから湧いたしょうもないお話です(^^;
二号機コンビと整備班、出番少なくてごめん~(笑)
暇つぶしに見てみようかな、と思った方はぜひこちらから(^^)
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険しい道のり
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遊馬と一緒に買い物に出たいつもの休日。
東京の冬は寒さそれ自体もさることながら厳しいのは空気の乾燥。
喉も手も唇も保湿しないとすぐカサカサになってしまう。
天気自体も 潤いの少ない状態が続くので乾燥注意報が出ない日の方が珍しい。
そんな中でのお出かけに欠かせないのがハンドクリームとリップクリーム。
今日も鞄に愛用の品を忍ばせてきた。
映画を見て軽く食事を摂った後、化粧室で軽く髪と化粧を直そうとリップクリームを取り出した。
くるりと底を捻って中身を繰り出しイザ塗ろうと唇にあてた途端 ほぼ新品だったそれはぐにゃりとつぶれて広がった。
繰り出していた長さは5mm程。
それでも中までぐにゃっと傾いたクリームは底を捻っても元に戻らなくなってしまっていた。
「あちゃぁ・・・」
差し当たりはみ出た部分を指に掬って塗ってみたものの繰り出しのリップとしてはもう使う事が出来なくってしまったそれに彼女は思わず溜息を吐いた。
『まだ 新しかったのに・・・』
恨みがましい目で眺めてもどうにかなる物ではなし。
荷物を足下に置いた自分の迂闊さに思わず大きく肩を落とした。
暖房が足元から掛っていた為に温風に晒された鞄がすっかり温まり 直ぐ出せる様にとリップクリームをポーチから取り出して外ポケットに入れていた事が裏目に出た。
『あとで買いに行くしかないかぁ』
野明は肩を竦め使い物にならならなくなったそれをぽんとゴミ箱に放り投げた。
店をでてショッピングモールを歩いているとドラッグストアが目に入り野明は遊馬の袖を引いた。
「ちょっと寄っていい?」
彼に声を掛けると小走りに店舗に駆けこむ。
リップクリームが吊るし売りされている棚を見つけて物色を始めると脇にあるポケットに入ったリーフレットが目にとまった。
「ハウツー・キッス ~ファーストキッスへの道~」
小さく折りたたまれた赤い表紙のリーフレット。
一瞬どきっとして辺りをきょろきょろと見回し遊馬が傍に居ない事を確認すると 素早くポケットから一部引き抜いた。
思ったより厚みのあるそれに少し吃驚しつつ、こそっと中を覗く。
「・・・・・」
開けて驚くお世辞にもおしゃれとは言えないイラストとその内容に思わず絶句すると、ついで肩から力が抜けた。
思わずクスクスと笑い 棚から先程駄目にしたものと同じ商品を手にとってその場を離れる。
会計を済ませて彼の元に駆け戻ると 妙に愉し気な彼女の様子に遊馬が怪訝な顔を向けた。
「なんか面白いもんでもあったのか?」
「あのね・・・」
そう言って先程のリーフレットを差し出すとタイトルに一瞬固まった彼を見て野明がぷっと吹きだすように笑った。
「変な期待しないでよね、遊馬にしようなんて思ってないから」
「・・・してねぇよ、馬鹿」
一瞬不貞腐れた顔をしたもののすぐに いつもの表情に戻って野明の手からそのリーフレットを取り上げるとざっと目を通し、心底呆れた顔をした。
「よくもまぁ・・・・」
言いながら先程の野明よろしく吹きだしそうな笑いを堪えると、ふと思いついた悪戯に彼の顔に人の悪い笑みが浮かんだ。
翌朝、いつもより早く出勤した遊馬は昨日野明から貰い受けたリーフレットを太田の机に置いた。
わざわざタイトルが良く見える様に机の真ん中に表紙を上にして椅子に正対する向きに配置する。
いまにも『うしし』と笑いだしそうな程愉し気な顔で自分の席に戻ると進士とひろみが顔を出した。
太田の机の上にある物を見た彼らの頬に仄かな朱が上る。
遊馬の様子に何かを察したキャリア組は呆れた顔で彼を見た。
二人が口を開くより早く 野明に次いで熊耳と太田が手にファイルを抱えて隊員室に入って来る。
運んできたファイルを下ろそうとして自分の机に置かれたリーフレットとそのタイトルに気がつき太田の挙動が明らかに不審になった。
『なにかあるのかな』と野明が太田の机を覗こうとするとものすごい勢いで伸びた彼の手がリーフレットを引っ手繰った。
素早くポケットに仕舞われた見覚えのある表紙の鮮やかな赤い色に目を瞬き、遊馬の方を窺うと肩を震わせて笑いをこらえる姿が目に入った。
状況を察した野明は肩を竦めて呆れた目を向け彼の脇腹をかるく小突いた。
「遊馬?」
「ほんっと 単純って言うか・・・おもしれぇよなぁ」
こそこそと顔を寄せて話す二人の姿を見て、太田が動揺を隠すように上ずった声を荒げた。
「お お前ら仕事中にっ・・・」
「何ムキになってんだか。別にキスでもしようなんて話じゃあるまいし、内緒話の一つや二つ何が悪いんだよ?」
明らかにからかう口調で嘯くと太田の顔が面白い様に赤く染まった。
「さぁて 怒られる前に茶でも淹れに行くかな。野明 お前も来いよ 手伝え」
「まったく もうっ」
文句を言いつつも慌てて席を立つ彼女を伴って後ろ手を振りながら部屋を出る遊馬を太田が怒りと動揺の混ざった真っ赤な顔で見送った。
「・・・太田君?」
怪訝な顔をした熊耳が声を掛けると彼は「残りの資料も運んでまいります!」と勢いよく敬礼して部屋を飛び出して行った。
「残りなんてないのに」
思わず首を傾げる彼女にキャリア組二人は苦笑いしながら顔を見合わせた。
一人になれる場所を探してハンガーに向かった太田は何時ぞやの野明よろしく二号機のコクピットに潜り込むとぱこんとハッチを閉じた。
先ほどポケットに忍ばせたリーフレットを緊張した面持ちで開くと、余りの内容に彼の顎がカクンと落ちた。
いくら経験の無い彼にも判る明らかな冗談。
これに翻弄された自分が恥ずかしいやら 情けないやら。
怒りの矛先はそのまま、この悪戯を仕掛けた張本人に間違いない一号指揮担当者に向けられた。
コクピットを出ると湧きあがる怒りと気恥かしさから力任せにリーフレットを投げ捨てると「篠原ぁぁぁ!」と叫びながらものすごい勢いで給湯室に向かって駆けだした。
数分後 二号機整備の為その足元に一人の整備員が歩み寄る。
そこにはくしゃくしゃに丸められた紙ごみが一つ。
「まったく こんなとこにゴミ捨ててたらおやっさんに・・・」
ぶつくさ文句を言いながら何気なく紙を開くとそこには 「ハウツー・キッス ~ファーストキッスへの道~」 の文字。
辺りを見回し素早くポケットにそれを忍ばせると 彼は足早にその場を離れた。
数日後 整備班仮眠室にはクチビルを尖らせて壁に向かう謎の集団がいたという・・・・
fin
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追記
このネタをここまで引っ張る私も私。
でもね、よく考えたら 遊馬、野明を墓参りに連れてってたよね(^^;
密かに「先祖の墓参り」実践してるじゃん!(って違うって☆)
非公開 2010年02月17日(水)09時51分 編集・削除
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