記事一覧

鬼は外

昨日は忙しすぎて 危うく何も更新しないところでしたよ・・・
どうでもいい日記で 取り敢えず場をつなぐ!
なんだか 一度途切れるとそのままになりそうな気がするんですよねぇ
なので 何でもいいので取り敢えずUPしたんですが★
自己満足以外の何物でもないですね(^^;

やっと洗濯が終わったので後はアイロンの必要なものがまだ有るはずなので選りわけないと!
アイロンは下の子が起きてる時は怖くて出来ないんですよ、突進し来るから・・・・

さて いよいよ2月ですね。
と言う訳で 今回は 節分にちなんで一本♪
メールで すけんさんさまとお話していて出てきた話です★
来週こそは一枚くらい絵描きたいな・・・
PC返してぇぇぇぇ(心の叫び~!!!)

では 大したものではないのですが 見てやろうかなって思ってくださった方はこちらへどうぞ♪

続き

============
鬼は外
============

2月3日は節分
色々 意味はあるけれどさし当たっては『豆撒きする日』で広く知られる節句のひとつ

その日も朝から第二小隊のオフィスに出動を知らせるサイレンが鳴り響いた。
『渋谷で建設作業中のレイバー2台が乱闘。事態の鎮静に向かわれたし』
内容としてはそんなに珍しい物ではなく然程時間を掛けることなく解決できそうなもの・・・の筈だった。

出動したのは2号機コンビ。
一号機は先に起きた湾岸線上の事故処理に出動していた為別行動になった。
隊長である後藤もまた一号機側に付き添った為渋谷には二号機組の3人が足を向けた。
進士、熊耳 そして太田。
三人が現場に到着した時 レイバー同士の乱闘は通報があった時よりも混乱を増し4,5台のレイバーが滅茶苦茶にどつきあいを展開していて今にも建設中の公園を破壊しそうな状況になっていた。
他の仲間とみられる作業員もどうにか乱闘を止めようとした跡がみられ レイバーも人員も惨憺たる有様で時折「もういい加減にしろよ」と力無い声を掛けるのが精いっぱいという状態だった。

「乱闘中のレイバー、乗員は速やかに機体を降りの警察の指示に従ってください。こちらは警視庁警備部特車二課。繰り返します・・・」
熊耳がスピーカーで降車を呼び掛けるも 搭乗員は従う素振りを見せないばかりか逆に全機が起動して立ち上がったばかりの二号機に向き直った。
「関係無い奴は引っ込んでろ」
「これは俺たちの問題だ、警察は関係ねぇ」
「誰だ、警察なんて呼びやがったのは!」
と口々に悪態を吐き挙句 そのうちの一機が手直に有った土嚢を掴みあげて二号機に向かって投げつけた。
それが運悪くメインモニタを直撃。
機体に破損は無かったもののその行為は「相手は納税者」と呪文のように呟いて苛つきを抑えるべく努力していた搭乗者の怒りを買うには十分だった。
「いい加減に・・・せんかぁぁぁ 貴様らぁぁ 公務執行妨害じゃぁぁ!」
言うが早いか「太田君 落ち着いて!」と叫ぶ熊耳の声をかき消す勢いで土嚢を投げつけたレイバーに突っ込むと水がなみなみと張られた噴水池に向かって相手を投げ飛ばした。
それを皮切りに他のレイバーが皆太田機に掴みかかってくると最初の二台をタックルで潰した。
三台目に背中を突き飛ばされ自分も池に落とされたことで逆上した太田がリボルバーを抜いた。
「太田巡査 止めなさいっ!!」
「往生せいやぁぁぁ!」
熊耳が声を上げたものの もうその時には太田が大声で叫びながら全弾を乱闘相手のレイバーに満遍なく打ちこんだ後だった。
そのうちの一弾が運悪く冷却系回路を破壊してしまい液体窒素が池に漏れ出すと水に浸かっていた二号機と数台の作業用レイバーを一瞬で凍結させてしまった。
電気系統がショートして自立歩行不能に陥った機体を見上げてキャリア内で進士は頭を抱え 熊耳はこめかみに青筋をたて引き攣った顔でインカムに呼びかけた。
「太田巡査、服務規程違反で始末書かいてもらいますからね」
押さえられた低い声音に進士と太田の背に冷たい汗が流れた。

事故処理を終えた一号機に応援を頼み二号機をキャリアに載せると遊馬が聞えよがしに呆れた口調で嫌みを言う。
「全く 乱闘を鎮めに来たんだか参戦しにきたんだかわからんね」
「なんだと・・・貴様っ」
遊馬に食ってかかろうとすると熊耳の唸るような声が聞こえた。
「太田巡査、後藤隊長がお呼びよ」
「は・・・申し訳ありませんっ」
鯱鉾ばり敬礼まで付けて返事をする太田に小馬鹿にした様な半眼を向け遊馬はひらひらと手を振ると舌を出した。
「じゃ 功ちゃん しっかりお話聞いてらっしゃい」
「篠原っ 貴様!!」
「太田巡査っ!」
怒りで声が低まった熊耳の声に太田は竦みあがると遊馬に恨みがましい一瞥を向けて隊長の元に向かった。

「もう 遊馬。太田さん からかっちゃ駄目だったら」
「あの位で堪える様なタマかよ。いいんだよ 少しくらい言ってやんないとお武さんも俺らもたまんねぇよ」
野明の頭をぽんぽんと叩いて軽く髪を掻きまわすと両手をポケットに突っ込んで指揮車に足を向けた。
「もうじき撤収だと思うけど 乗ってくか?」
肩越しに振りかえって声を掛けると野明は少し考えて「うん」と頷いて彼の傍に駆け寄った。

二課棟に着くと二号機の有様を見たシゲは「あちゃぁ」と思わず声を漏らし、他の作業員も徹夜になりかねない修理と動作チェックの量を考えて太田の乗るキャリアに恨みがましい目を向けた。
しかしその中で一番 怒りに震えていたのは明朝から出かける孫娘たちとの旅行に向けて今夕方から3日の休暇を申請していた榊清太郎その人だった。
どんなに頑張っても定時に終わりそうないことは長年の経験が告げている。
額に青筋を浮かべた班長の様子にシゲ始め整備班一同が戦々恐々としているとそこに野明と遊馬が指揮車から仲良く降りてきた。
愉しそうな笑顔で遊馬の隣に並ぶ野明を見て整備班一同に暗い情念が湧く。
この埋め立て地 唯一の20代独身女性。
それを独占する御曹司、節分に託けて彼にマメの一つでもぶつけてやりたいと思って鬼打ち豆の袋をポケットに忍ばせていたのは何も一人や二人では無かった。
思わずそれを握り締めてしまい 『ザラッ』とも『ガサッ』とも付かない音を立ててしまったものが数人。
そういう物音を聞き逃さない榊がサングラスの奥でギラリと目を光らせた。
その視線に背中に滝の様な汗を掻いた整備員が直立不動の姿勢で固まっていると二号キャリアから降りてきた太田に目を止めた彼はすっと右手を差し出した。
「だしな」
「え?? あの 班長」
今にも泣きそうな顔を見せつつ豆を差し出した班員に榊は表情を変えずに淡々と告げた。
「何もお前さんにぶつけたりしねぇよ。それより・・・豆持ってるやつぁ全員 それ持って中庭にでてこい。あと・・・」
くしゃみをしながらいそいそとタラップを上がろうとする太田に鋭い目を向けると冷淡といっていい口調で告げた。
「レイバー氷漬けにした大馬鹿を 今すぐ中庭に連れて来い、今すぐだ」
そういうとカツカツと足音を立てて中庭に足を向けた。

「榊班長がお呼びです」と言われて中庭に連れ出された太田がぐるりと整備班に囲まれるのを他の第二小隊隊員が屋上から見下ろしていた。
「太田よ、すぐに銃を打ちたがるわ 機体を壊すわ・・・俺が一度 お前の癇癪の鬼を追い出して東京湾に叩き込んでやる!」
怒りのオーラで周りが揺らいで見えそうな榊の号令で一斉に太田に向かって豆が投げつけられるのを見て熊耳を除く全員が「うわぁ・・・」と声を上げた。
「太田さん かわいそう・・・」
「あれは痛いですよねぇ・・・・」
「それはそうと あんなに大量の豆どうしたんでしょうか?」
「ま 自業自得だけどね、熊耳さん 止めにいかないんですか?」
遊馬に声を掛けられた彼女は中庭の様子を一瞥するとさらりと言ってのけた。
「あんな事で反省するなら 一度邪気払いしてもらったらいいんだわ。大体今日だって・・・」
自分だって豆をぶつけてやりたい、と言う顔で額に青筋を浮かべる熊耳に他の4人は冷や汗を浮かべ 愛想笑いをしながら改めて中庭に目を向けた。
豆が尽きて放免された太田がふらふらとハンガーに入るのを見て遊馬が肩を竦めると、屋上からの視線に気づいた数名の整備員が上を見上げた。
「うわぁ・・・太田さん 大丈夫かなぁ・・・」
野明が身を乗り出す様にして下を見下ろしながら遊馬の腕に張り付いているのを見て、嫉妬の視線を送る彼らに遊馬は軽く引いた。
その目線に気付いた進士とひろみも遊馬に同情の眼を向け引き攣った笑みを浮かべた。
「あの豆って・・・・」
「・・・・遊馬さん、たすかりましたね・・・」
二人の言葉に乾いた笑いを返しながら腕に纏わり着く野明を見て眉間に小さく皺を寄せた。
差し当たり今日一日、野明を貼り付けておくべきか おかざるべきか・・・・
どちらにしても 安全が保障される気がしなくて遊馬は小さく肩を竦めた。

fin

======================
追記 

さて どっちの方がより安全なんでしょうね?(^^;
節分なので 豆撒いてみました(おい!)
太田さんファンの方 ごめんねぇぇぇぇ(平謝りっ!)

コメント一覧

ツッジー 2010年02月01日(月)13時05分 編集・削除

おやっさんの怒り・・・

恐ろしいだろうなぁ(((; ゚Д゚)))ガクガクブルブル

遊馬、太田さんに助けられたね( *´艸`)クスッ♪

さくら(ツッジー様) 2010年02月01日(月)14時14分 編集・削除

>ツッジーさま

おやっさんの怒り・・・
半分は八つ当たり?!(笑)
遊馬 まずは救われたけど・・・
一日無事でいられるかなぁ?(^^;

こんきち 2010年02月01日(月)22時06分 編集・削除

遊馬の豆の被害は、相変わらず暴走癖な太田さんに今回は助けられたけど・・・帰りまで無事でいられるかな(^0^)さてどうやって逃げるんだろう、気になるなぁ。
それにしても、おやっさんの怒りはすさまじいですね。
楽しみを潰されたから当然ですね(^^;)

日咲 2010年02月02日(火)00時00分 編集・削除

イヤン、私の嗜好を暴露しないで下さい…(笑)
名指しされちゃったので読み逃げするのはさすがに後ろめたくコメントしましたが、やっぱりマニアックな内容はメールにて書かせて頂とう存じます。

たまき Eメール 2010年02月02日(火)00時20分 編集・削除

だってイチバン!?2課でえらいおやっさん怒らしちゃったら仕方ないですよねぇ…おたけさんも助けてくれないし( ´艸`)逆さ吊りにされないだけいいかも…この後遊馬はどうしたんでしょうか?私の妄想ではきっと野明をそばに張り付けていたはずです!

さくら(こんきち様) 2010年02月02日(火)12時17分 編集・削除

>こんきちさま

今回は助けられましたね~
でも 帰りまでかぁ・・・・
どうかなぁぁ(^^;
おやっさんの怒りは 普段の蓄積もあっての爆発ですよね、うん★

さくら(日咲様) 2010年02月02日(火)12時19分 編集・削除

>日咲さん

うわぁ ごめん~
というわけで 記事から文章一個消してみましたが もう遅いって?!
あとは メールにてぇぇ

さくら(たまき様) 2010年02月02日(火)12時20分 編集・削除

>たまきさま

おやっさんは影の実力者ですからね。
階級の問題ではなく(笑)

遊馬 どうしたんでしょうねぇぇ
時間があれば考えよう・・かなぁ(あ 自分で首絞めてる?!)

コメント投稿

投稿フォーム
名前
Eメール
URL
コメント
文字色
削除キー
公開設定