まだ横浜にいるさくらです(^^;
絵を描くこともupすることもできそうにないのでテキストで茶を濁す(笑)
しかも連載は時間がなくてかけないので 全くつながってないネタで済みません(^^;
今回は ふと思いついたスキマ話です
携帯から打っているので誤字脱字とか文章の校正の甘さには目をつぶってください〜
それでもいいという天使の様な方は こちらへどうぞ〜!!
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「待ってる」
「遊馬」
聞きなれた声が名前を呼ぶ。
「野明か。どうした?」
電算室のモニターに目を向けたまま呼ばれた本人は軽く返事を返した。
彼の背後に寄り添うに立ちながらその頭に巻かれた包帯に野明は微かに眉を顰めた。
「・・・・痛む?」
小さな声に遊馬は手を止めて顔を上げた。
不安そうで心配そう、それでいて悔しさの滲んだ後悔で一杯の瞳に遊馬は小さく笑って肩を竦めた。
「ばぁか、んな顔するなって。これは俺の自業自得、お前が気にする様な事は何もないよ。寧ろ 助けられたんだ、胸を張れよ?」
そう言って頭を撫でる大きくて温かい手に思わず涙腺が緩んだ。
「けど・・・遊馬も 熊耳さんも助けられなくて・・・太田さんだって・・・私っ・・・」
俯いて握った両の拳が白くなるほど握りしめる野明の手を取り 握った掌を開かせようとすると予想外に強く握り込まれたそれは容易に解ける固さではなく遊馬は困った様な笑みを浮かべて「手 開けよ」と声を掛けた。
首を振る野明の掌をゆっくりこじ開けると爪の食い込んだ部分が軽い内出血を起こして赤く痕を作っていた。
「馬鹿だなぁ」
言いながらもう片方の手を開くとそちらの手にも同じように爪の痕が残っていた。
遊馬に開かれた両手をもう一度閉じる気力がなかったのかぼろぼろと涙を流しながらされるままになっている野明の両掌に自分の掌を合わせ指を絡ませるようにして両手を掴むと椅子に座ったまま野明の顔を仰ぎ見た。
『こういう角度でこいつの顔見るのは珍しいな』と少々的外れなことを思いながら彼女の手を握る指に力を込めた。
「お前は理想が高すぎるんだよ。あの状況の中 お前はできる限り最善を尽くした。あれはお前だからあそこまで踏ん張れたんで、そうでなければ 全員潰されて・・・悪くしたらイングラムごと持ち去られてたかも知れないんだぞ? 俺も命拾いさせてもらったしな、自信持てよ。あの時 野明以上に上手く立ち回れた奴なんていないさ、俺が保証してやる」
野明の顔を正面から見詰めて遊馬が断言すると野明は小さく頭を振った。
「でも・・・遊馬・・・」
「『でも』じゃなくて。人のできることには限界がある。そりゃ 個人差はあるけどな。でもそれをどうこう言っても意味がないだろ?その範囲は努力と経験で多少広げることはできるかもしれないけどそれでもちゃんと限界はあるんだ。お前はその範囲で それもいままでの中で一番頑張ってできる限りの事をした。だから誰に恥じることもないし、何処からも責めを負うことはないんだ、分かるか?」
「けど・・・」
そう言って遊馬の頭と制服の下に巻かれている包帯を思って野明は俯いた。
言わんとしたことを察した遊馬が軽く肩を竦めた。
「これは 俺の自業自得だって言ったろう? そんな顔されると俺が罪悪感覚えるだろうが」
言われて野明はハッと顔を上げた。
涙で潤んだ野明の瞳を見ながら遊馬は少し考える様子を見せ静かな声音で「笑えよ」と言った。
遊馬の言葉に野明は首を傾げ怪訝な表情を浮かべる。
「お前は笑ってる方がいい。その方が見てて安心できるからな」
優しげに笑う遊馬に野明は困った顔をして見せた。
「笑えって言われても・・・・」
『この状況でどうやって笑えというのだろう?』
野明が困惑していると遊馬が両掌を離して頭の後ろに組み直した。
「肋骨 ちょっと痛いしさ 現場復帰までは少し掛りそうなんだ。その間なんか置いてかれるみたいでちょっと憂鬱な気分になってた。そんな顔見ると余計 心配で養生に専念できないだろ?」
遊馬の言葉に野明は目を瞬いた。
「だからさ、笑えよ。俺が復帰するまでがんばれますって」
遊馬がにっと笑うと野明はやっと意図を察して泣き笑いの顔を見せた。
「分かった。ちゃんと頑張るよ 遊馬と熊耳さんの分まで。・・・でもね 遊馬の指揮が一番安心するの、だから・・・早く帰ってきてね?」
信頼と甘え紙一重の発言に遊馬は軽く動揺して視線を宙に泳がせる。
「・・・当たり前だ 何時までも怪我人扱いで蚊帳の外なんてのはご免だからな」
その様子に野明は漸く笑顔を見せた。
「待ってる。だから 後ろで見てて。私が逃げ出さない様に」
「任せとけ。逃げようもんなら首根っこ押さえて連れ戻してやるから」
遊馬の発言に瞳を見かわして笑いあうと野明はくるりと踵を返した。
「遊馬 もうすぐお茶の時間だから一段落したら隊員室にきてね、とびっきり丁寧にコーヒー淹れてあげる」
「お、ちゃんと落としてくれるのか? じゃ すぐ戻るよ」
遊馬が手を振ると野明は軽い足取りで戸口を離れた。
端末に向き直ると遊馬は大きく伸びをして一度データをセーブする。
書きこみの終わったディスクを手に席を立つと彼女のあとを追って部屋を出た。
「本当にあいつは・・・」
何時の間にか置いて行かれる様な気になっていた筈の自分が野明を待たせている様な立場に挿げ替えられていることに気づいて小さく笑うと遊馬は野明の待つ自分の机に足を向けた。
fin
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小話です〜
ちょっと思いついたので。
携帯からなので誤字脱字多いかと思いますが訂正は後日・・・する・・・と思います・・・
なんでもいいから毎日更新・・・
がんばります!
TOPはやっぱり帰ってから更新しますねぇ(^^;
たまき Eメール 2010年01月03日(日)01時03分 編集・削除
明けましておめでとうございます<(_ _)>今年もたくさん癒されたいと思います( ´∀`)年明け早々現実逃避しそうな私も遊馬に首根っこひっつかまえてもらいたいです(^_^;)この時点でかなり現実逃避なんですが…