気がつけば11月
ハロウィンは数時間前に終わったはずですが間に合わなかったので仕方ありません~
だって学校のお仕事が先なんだもん!
年末にかけて結構忙しそうですが頑張るしかありません。
先月はなんと1日に更新したきりで全くブログを更新できてなかった体たらく・・・
いっそ潔く一旦閉じた方がいいんじゃないか思うくらい更新頻度が低いです(^^;
今週も 明日は小学校 明後日は幼稚園(しかもお弁当持参!)
3日は祝日だし 4日は午前保育。
5日は徒歩登園日で 6日はポニー教室の運動会があったりと行事が目白押しなのです
というわけでTOP絵更新もままならずもうチョイ当家はハロウィン仕様です(><)
早くなんとかしないとクリスマスで年が明けちゃうよ~!
年賀状の用意も考えないといけないしやることが多いっ
皆様も年末に向けて忙しくなってくると思いますが気合と根性で乗り切りましょうね!
では間に合わなかったハロウィンテキストを投下してみます♪
タイトルなんて考える時間も気力なくて申し訳ないです~(涙)
いいタイトル思いついたらぜひご一報を~!!!
ではではそんな駄文ではございますが見てくださる方はこちらからどうぞ(^^)
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ハロウィン2011
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10月半ばのど平日、非番の二人はいつものように待ち合わせ新規開店の相次ぐショッピングエリアをそぞろ歩く。
ここ数年で大きく様変わりしていく街並みを感心したように見上げショウウィンドウの前で時折立ち止まりながら ジーンズのポケットに両手を突っ込みすたすたと前を行く青年の後ろを彼女はのんびと追いかける。
街を彩る鮮やかな黒とオレンジの色彩。
興味津々であちこちのディスプレイを覗いていると連れの男性が立ち止まり呆れた様子で振り返った。
「愉しそうなのは結構ですけどね、ちゃんとついてこないと置いてくぞ」
「ちょっとくらい見てってもいいじゃない、期間限定なんだからさ」
「んなこと言ったら何だって期間限定だろ。これが終わったらクリスマス、その後が正月で成人式。それが過ぎたら節分…ってキリがないだろうが」
「そりゃそうかも知れないけどさ。遊馬って本当そういうとこドライだよね」
「・・・俺に何を期待しとるんだ、お前は・・・」
不満気に頬を膨らませる彼女を見遣り遊馬はガックリと肩を落とした。
「別に『仮装してくれ』なんて思ってないけどさ…折角愉しそうなイベントやってるのにノリが悪いっていうか・・・」
ぼそりと呟いた野明がしょんぼりした様子でショウウィンドウを離れるとやれやれと溜息をついた遊馬は渋い顔で額を押さえた。
「愉しそうってお前・・・ハロウィンが何だと思ってるんだ?」
「何って?」
「言っとくけどハロウィンってのはただのパーティじゃないんだぞ」
「・・・そうなの?」
きょとんと首を傾げる彼女を見遣り彼は『やっぱ知らなかったんだ』と軽く頭を抱える。
「簡単に言うと『お盆の前夜祭』。あの仮装だって本来は悪霊除けなんだぞ。尤もアメリカでもここ半世紀くらいは仮装した子供達が近所を『Trick or Treat』とか言って菓子集めに回ったりするから『悪霊を追い払うための仮装』なのか『悪霊そのものに仮装』してるんだかわかんなくなっちまってるけどな」
「ふぅん・・・」
ハロウィンの持つ賑やかなイメージが自分の知っている『お盆』とどうしても結び付かず野明は眉間に皺を寄せて考え込んだ。
「じゃあさ、あれは『迎え火』みたいなもんな訳?」
そう言って顔の彫り込まれたカボチャを指さす野明に遊馬は少し得意げな顔で「はずれ」と答える。
「身内を迎える目的ならあんな可愛げのない顔を彫り込みゃしないよ。あれもやっぱ悪霊除けで普通は家の玄関近くに置くんだと」
「『お盆』っていう割に除けてばっかりでちっとも『お迎え』しないんだね」
「考え方が違うのかもな。『悪霊』じゃなければ払われないのかもしれないし?」
「えー そういう物なわけ?」
「さぁな 詳しい事は香貫花にでも聞いたらどうだ?由来から事件まで何でも教えてくれそうじゃん」
「・・・遠慮しとく」
苦笑いしつつも腑に落ちない顔で隣を歩く彼女と華やかに彩られた街並みを眺め目に付いた都内各所で予定されている仮装イベントの宣伝ポスターに遊馬は軽く肩を竦めた。
その内容に本来の云われなどどこ吹く風で海外の民俗行事すら『祭り』としてアピールする日本人の商魂逞しさを見た気がして遊馬は『何だかなぁ』と溜息をつく。
野明を見遣ると彼の思いとは裏腹にしっかり企業戦略に取り込まれた風の彼女は『いいなぁ』という顔でポスターを眺めていた。
旅行代理店の前に一際大きく掲示された区内のテーマパークと遊園地、それに都外でありながら都の名称を冠するリゾートパークの巨大広告。
もうじき昼時と言っていい時間に差し掛かりどの飲食店にもそれなりの列ができ始めたのを見て遊馬は少し考えた後野明の頭をくしゃりと掻き回した。
「飯、どこで食いたい?」
「そんなもう時間? 私は何でもいいよ 遊馬は希望ない?」
ポスターから目を離し顔を上げた彼女が振り返ると彼はポスターを指差し仏頂面で目線を逸らす。
「そうじゃなくて。飯 遅くなってもいいなら連れてってやろうか、って言ってんの」
「連れて・・・って ええ?本当に?!」
予想外の提案に吃驚した野明の視線がポスターと彼の間を忙しなく往復し向けられた嬉しそうな瞳に妙な照れ臭さを感じた遊馬は思わずふいっとそっぽを向いた。
「行くならさっさと場所決めろって」
そのぶっきら棒な口調が可笑しくて野明がくすくす笑い出すと彼は不貞腐れたように顔を顰める。
「早くしないと昼飯食いっぱぐれるからな」
「それはヤだなぁ じゃあね・・・ここ!」
「了解。ならとっとと行くぞ」
彼女が臨海部に建つリゾートテーマパークの広告を指し示すと彼は目を逸らしたまま軽く顎をしゃくった。
駅に向かう道すがら通り沿いに建つ大きな雑貨店に目を留めた野明は遠慮がちにちょいちょいと軽く遊馬の袖を引く。
「ねぇ 折角だから何か仮装できるもの買っていこうよ」
「いいよ、そんなもん。大体お前そういうの見だすと長いからな んなことしてたら着く前に日が暮れちまうって」
『さっさと来い』とばかりに腕を引かれ野明が残念そうに店を振り返ると少し考えた遊馬は「どうしても欲しけりゃ向こうで買えよ」と言って小さく肩を竦めた。
電車を乗り継ぎ向かった先は予想に違わぬ混雑ぶりでチケットを買うだけでも一苦労、漸く入園した頃には昼を大きく回っていた。
辟易する彼とは対照的に足取りも軽くワゴンショップをのぞき込みカチューシャだのマントだのを物色して回った野明は散々迷って手に入れた黒い猫耳とパークのヒロインと揃いのマントを身に纏い上機嫌で園内を歩き回った。
イベント期間中と言う事もあって平日だというのにアトラクションはもとよりレストランにも長蛇の列。
人の多さにうんざりしかけた遊馬は「とりあえずなんか食おうぜ」と声を掛けてハンバーガーを扱う店舗に足を向けた。
昼時を外して尚、座席の確保も困難な混雑ぶりに驚きつつどうにか見つけたテーブルに野明を残して買い出しへ向かう。
思った以上に時間を取られた遊馬が急ぎ足で戻ってくると猫耳をつけたパートナーは妙な仮装の男性に何やら声を掛けられていた。
あからさまに顔を顰め大股で席に近づいた遊馬は会話の流れを完全に無視して無理やり二人の間へ割り込むと手荒い動作でトレイを置いた。
「人の連れに何か用か?」
向けられた眼光の鋭さに一瞬気色ばんだ筈の男はすっかり気圧され一歩後ずさる。
引き攣った愛想笑いを浮かべて首を振った彼は「友達って男かよ・・・」と呟きながら素早くその場を立ち去った。
微妙な沈黙が流れ居心地の悪さを感じた野明が立ったままの彼にきょとんとした眼を向けると大きな溜息をついた遊馬が漸く席に腰を下ろす。
機嫌のよくない彼を前にどうしたものかと悩んだ末 野明はジュースを差し出した。
「そんな顔しないで食べよう、折角買ってきてくれのに冷めちゃう」
「・・・そうだな」
カップを受け取り気を落ち着けようと大きく深呼吸した彼は改めて目の前に座る猫耳とマントを身につけた彼女を眺めた。
頭に載せたふさふさの大きな黒い猫耳、正に猫の目の様にくるくる表情が変わるブルーグレイの大きな瞳と色白で小柄な彼女によく映える光沢のある黒いマント。
上目づかいで拗ねられようものならうっかり『可愛い』などと口走りそうな程その仮装はよく似合っていて席を探して歩き回る男性客が時々彼女に目を留める。
『今こいつに必要なのは「魔除け」よりも「虫除け」だ』と確信した遊馬は小首を傾げる彼女を前に複雑な気持ちで溜息をついた。
fin
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追記
気苦労絶えないのは仕方ない、ネコミミ・・・お嬢はきっと絶対良く似合うんですよ(笑)
というわけで 今月まず一回更新できた~(って何て小さな目標なんだ!)
瞳子 2011年11月01日(火)22時21分 編集・削除
遊馬さん、ご苦労様です。
しっかり『虫除け』になってください(笑)
野明って何気に『猫耳』とか『うさ耳』似合いそうだなぁ〜。
当家はチビたちが黒猫に変装してます。
さくらさん、お忙しいですけど体には気をつけてくださいね。