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08. 恋という名の友愛以上

今日は月曜日。
やっぱり GX見てました♪
デスクトップで落書きしていたらGXにすら間に合わなくなりそうでしたが(^^;
危なかった~!

にしてもここ数日 雨の関東ですが一気に気温が下がりまくってます
何だか秋すっ飛ばして冬の気温ですよ
まだ長袖 数枚しか出して無いのに!!
この週末で衣替えしないと不味いなぁ(^^;

このまま秋はスルーされてしまうのでしょうか?!
味覚だけはスルーしないでほしいなぁ
あ でもサンマは今年 手の届く価格で脂も乗った上物手にはいりますよね!

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で ここからは 駄文のお話。

暫く更新を忘れていたお題に先日手を付けたので序にもう一つくらい書いとこうかな~ということで♪
一つ前とはまるっきり繋がってません(^^;

それより放置してる アレとか連載とか進めようよって!
そんな感じですが 読んであげようかなと思ってくださるお客様は以下からどうぞ♪

続き

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08. 恋という名の友愛以上
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チラリと振り返る視線の先。
そこには二号指揮担当者である香貫花と話し込むパートナーの姿。
時折に軽口を交えながら話すその様子が聊か面白くなく野明は勢いよく踵を返すとハンガーの外へと駆けだした。
パタパタと耳を打つ足音に二人が顔を上げた時 角を曲がった野明の姿は防火シャッターの向こうへ消えた。
チクリと刺す胸の痛みに気付かないふりをして少し間を置き向かった先は電算室。
何となく二人の顔を見るのが嫌で、席に戻らずやってきたそこには指揮者二人が揃いも揃って一台のモニターを覗き込み話しあう姿。
わざわざ隊員室を避けて来たのに却ってそれが仇になってしまい野明は半端に開けた部屋の戸を黙って静かに締め直した。
小さく聴こえた開閉音に首を巡らせた二人は閉じた扉と軽く響くパタパタをいう足音を耳にして、其々に表情を変えたものの、すぐまたモニターへと向き直りミーティングを再開した。

給湯室に足を向け薬缶を火にかけた野明は黙って壁に身を預ける。
湯が沸くのを待ちながら見るともなしにガスの炎を眺め 思わず大きな溜息を吐いた。
「どったの? 泉ちゃん 元気ないね」
突然掛った声に驚いて「わっ」と声を上げる彼女にシゲが怪訝な顔を向けると取り繕う様な笑みを浮かべた彼女がぎこちなく振り返った。
「なんだ、シゲさんか、ううん。何でもないよ、ちょっと疲れただけ」
「そ?ならいいけど。遊馬ちゃん 電算室に居たよ」
シゲの言葉にチクリと痛む胸の奥。
「うん、香貫花も一緒だったでしょ?」
何気なく返したつもりの言葉にシゲは軽く目を瞬き苦笑いを返した。
「気になっちゃうんだ?」
「え・・・?っていうか 邪魔しちゃ悪いかなぁって」
「んなことは無いと思うけどなぁ。何、珈琲淹れるの?」
蒸気を上げる薬缶と流しに出された缶を指しシゲが気さくに笑うと はたと我に返った野明は吹きこぼれる直前で慌ててガスの火を止めた。
「当番だからね。シゲさんもどう?」
「俺っちにも?いいねぇ。手伝おっか?」
「ありがと。じゃ 遊馬たちにも持って行ってくれる?私 隊員室の方に運ぶから」
インスタントコーヒーを溶きながら言う彼女にシゲは「はいよっ」と返事をして小さく肩を竦めた。

かちゃりと開く部屋の扉。
振り返った彼等に「珈琲持ってきたよ~ん」と声を掛けると指揮者コンビは意外そうな顔を見せた。
「シゲさん・・・?」
「俺っちじゃ不満?」
首を傾げる遊馬に混ぜっ返した直後、指揮者二人から同時に吐き出された「「野明は?」」という問いにシゲは苦笑しながら彼等の前にマグカップを置いた。
「隊員室の方に珈琲運んでったよ」
シゲの答えに「ふぅ・・ん」と呟いて目を逸らす遊馬に思わず吹きだしそうになりながらすれ違いざま肩を軽く叩く。
小声で「邪魔しちゃ悪いってさ」と耳打ちしたシゲは「じゃ 俺っちいくから」と言い残し電算室を離れ自分のカップを片手にハンガーへと足を向けた。
耳打ちされた言葉に軽く眉間に皺を寄せ、遊馬が香貫花を振り返るとこめかみを押さえ聊か呆れた顔をしていた彼女は大きく肩で息を吐き「・・・全く世話が焼けるったら」と言いながら面倒臭そうにシゲ同様、部屋を出て行った。
「なんだそりゃ」
その後ろ姿を呆けたように見送った遊馬もまた 少し間を置いて腑に落ちない気分のまま軽く顔を顰めつつ席を立った。

「こんなところに居たのね」
ハンガーを見下ろすキャットウォークの鉄柵。
そこに所在無げに凭れていた野明の背中に声が掛った。
凛とした声に振り返るとそこに居たのは切れ長の目に黒髪の女性。
「・・・香貫花」
向けられた眼差しに複雑な色を感じ取り香貫花は溜息交じりに頭を振った。
野明の見つめる先には一号機。
その向こうには修理中の2号機と洗車を終えたミニパトと指揮車が二台。
「こんなところで何をしてるの?」
「報告書煮詰まっちゃって。すこし休憩。香貫花こそいいの?」
「何のことかしら?」
「何って・・・その・・・」
「気になる事が有るならハッキリ言いなさい、こういう仲介は性にあわないの」
面倒臭そうに言う香貫花に野明は小さく俯いた。
「気になるっていうか・・・そんなんじゃないんだけど。ミーティングはもういいの?」
「終ったわ、中身は遊馬に聞いて頂戴。大体ね、あなたも妙な遠慮せずに参加なさいな。まったくうちのフォワードときたら二人揃って作業効率や解析データに興味も示さないんだから。自分達も当事者だって言う自覚はないの?」
「だって二人の話 難しくてよく分からないんだもん・・・」
言い訳めいた事を口にして拗ねた顔をする野明に彼女は盛大に呆れた目を向けた。
「判らなければ聞くなり調べるなりして勉強すべきだわ。幸い身近に詳しい人間が居るんだし」
「でも 邪魔しちゃ悪い・・・じゃない?」
不貞腐れた雰囲気で言う野明に香貫花は軽くこめかみを押さえた。
「どう言う意味で言ってるのか知らないけど、どちらの意味でも答えは『NO』よ。取り越し苦労もいいところだわ」
「『どちらの意味でも』って・・・香貫花?」
「あとは自分で考えるか・・・遊馬に直接お聞きなさい。・・・それからね、気持ちはきちんと伝えないとあの手のタイプには伝わらないわよ?」
「!・・・なっ・・・香貫花、そんなんじゃないってばっ 私別に遊馬の事何て・・・」
焦って言い訳を始める彼女に香貫花はチラリと半眼を向け、溜息を吐く。
「そういうことは本人にお言いなさい」
ピシャリと言うと彼女はひらひら手を振りながら一足先に隊員室へ戻っていった。
途中すれ違った遊馬に野明の所在を告げると小走りに駆けだす彼の背中を確認して『お互い素直じゃないのよね』と彼女は小さく肩を竦めた。

香貫花の背中を見送って暫くその場で考え込んでいると角を曲がった彼女と入れ替わる様に遊馬が姿を現した。
「野明っ!」
自分の姿を認めて発せられた名前を呼ぶ声にドキンと心臓が跳ね上がる。
一瞬で気持ちが華やぎそうになり野明は慌てて顔を引き締めた。
「データの方はもういいの?」
「ああ あれは急ぐもんじゃないし。それよりどうしたんだよ、今日なんか変じゃないか?」
顔を覗き込む鳶色の瞳に頬が紅潮するのが分かり、答える口調が知らずつっけんどんになる。
「変って・・・何がよ?」
「何って・・・お前 俺の事避けてない?」
「そ、そんな事・・・ないよ」
「ならいいけどさ。それより、今日 この後暇か?」
「この後って?」
意外な言葉に野明はきょとんとした顔で目を瞬いた。
「飯、食って帰ろうぜ。データ弄ってたら なぁんか疲れちまってさ」
肩を回して首を鳴らす遊馬に野明は軽く小首を傾げた。
「疲れてるなら 早めに帰って休んだ方がいいんじゃないの?」
「飯も食わずに寝てられるか。で、行くのか行かんのか?」
偉そうな遊馬の物言いに半ば呆れながらも少し擽ったい気持ちになって野明は『敵わないなぁ』と小さく笑う。
断られることを考えてもいない様子で『いくぞ』とばかりに顎をしゃくる彼の隣に小走りで並ぶと 聊か荒っぽい仕草で髪をクシャリと撫でられた。
「はいはい お付き合い致します。全く偉そうなんだから。ね、それ 遊馬の奢り?」
「ばぁか、割り勘に決まってんだろうが。取り敢えずさっさと戻るぞ、遅くなると太田がうるせぇしな」
ぶっきら棒に言う彼の顔をそっと覗き込むと そこに仄かな朱が差している気がして野明は目を瞬いた。
「ねぇ 誘うの 私で良かったの?」
不安の混ざる戸惑う様な光を載せた彼女の大きな青灰色の瞳に見つめられ遊馬は僅かに鼻白み反射的に少し目線を逸らす。
「・・・お前と居るのが一番楽なんだよ」
ぼそっと口にされた彼の言葉に野明の心臓がとくんと音を立て瞬間的に頬が真っ赤に染まった。
返す言葉に詰まった彼女は照れ隠しの為に思い切りツンとそっぽを向く。
「・・・楽って・・・」
「悪い意味じゃないさ。ところで機嫌は治ったのか?」
「え・・・?」
意外な問いに野明がきょとんとした顔で振り返ると遊馬はにっと笑ってみせた。
「妬くな、香貫花となんて何もありゃしねぇよ」
しれっと言って先にスタスタと歩きだした遊馬の背中。
呆けたようにその背を見ていた野明は 我に返った瞬間首筋まで真っ赤になった。
「そんなんじゃないってばっ!」
焦って叫ぶ彼女の声を背中に聞きながら遊馬は朗らかに笑いひらひらと後ろ手を振る。
「へいへい。そういう事にしといてやってもいいけどな。早く来ないと置いてくぞ」
『こんな顔で戻れる訳ないじゃないっ』という言葉を呑みこみ野明がフイっとそっぽを向いて立ち止ると振り返った遊馬がニヤリと笑った。
「来ないのか?・・・お前 顔が赤い・・・」
「ほっといてよっ!もうっ 遊馬の馬鹿ぁっ」
彼の言葉を遮る様に言うと彼女は遊馬にくるりと背を向けた。
両手で押さえた頬が思った以上に熱を持っている事に気付いてバツの悪さからその場にしゃがみこむ野明に遊馬は吹きだすように笑った。
「じゃあ 先行ってるから早目に来いよ」
笑いを堪えつつ彼が踵を返すのを感じ傍から気配が完全に消えるまで野明はその場にしゃがみ込んでいた。

遊馬がこの場を去った事を確認して漸く顔を上げると野明は「はぁっ」と大きな溜息を吐く。
再び安全柵に凭れかかると「うーん」唸り少し困った顔で組んだ腕と顎を手すりに乗せた。
「別に 妬いてなんか・・・」
ぼそりと呟いた自分の言葉を思い返し聊か複雑な気分になる。
「・・・ない・・・のかなぁ・・・」
自信無さ気に呟かれた自分の言葉に野明は何となく敗北感に似たものを味わいつつ大きな溜息を吐いた。
「・・・だって 遊馬は『私の』パートナーだもん」
小さな声に混ざる予想以上の拗ねた響き。
その事に野明自身が驚いて軽く目を瞬いた。

『パートナー』という言葉は便利で曖昧。
一言で『パートナー』と言ってもその在り方は様々で。
ならば「自分は彼とどういう『パートナー』で居たいのか」と考えて野明は小さく肩を竦めた。
彼が他の女性と話す姿が気になる、と言うのは『仕事のパートナー』としてはちょっと行きすぎ。
でもやっぱりそういう様子を見るとチクリと心が痛むのは・・・・。
『欲しい立場はそれだけじゃないってこと・・・だよね・・・』
思い至った結論に野明は困った顔で眉根を寄せ深く長い溜息を吐く。
「・・・馬鹿・・・」
誰にともなく呟いた彼女の声は忙しく働く整備班の活気溢れる作業音に紛れて消えた。

fin

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追記

漸く 8まできたお題です。
お題タイトルが可愛いのでいつも何を書こうか悩みます~
後二つ どうにか頑張りたいと思います♪

さて 今日は眠たいのでこれにて!
感想など頂けますと小躍りして頑張ります♪
お時間ございましたら ぜひぜひよろしくお願いしますね(^^)
今回も最後までお付き合いありがとうございました~!

コメント一覧

非公開 2010年09月28日(火)08時51分 編集・削除

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非公開 2010年09月28日(火)18時08分 編集・削除

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非公開 2010年09月28日(火)21時16分 編集・削除

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さくら(09/28 08:51の内緒様) 2010年09月29日(水)01時33分 編集・削除

>09/28 08:51にコメント下さった内緒さま

本当にいきなり涼しくなりましたね
うちも旦那の分はさっさと長袖出しましたが 夏の衣替えの時に最後に残ってた長袖を仕舞わずに居たのでそれを取り敢えず着せてます。
GW辺りまで寒かったですものね、今年。
4月半ばに雪はちらつくし(^^;
自分の分は出すの最後だなぁ
取り敢えず。

野明 思い切り妬いてますよね~
そして遊馬も気にはなってるんですよね、その様子が(^m^)
愉しんで頂けて良かったです♪
後二つ 頑張りますね~

さくら(09/28 18:08の内緒様) 2010年09月29日(水)01時55分 編集・削除

>09/28 18:08にコメント下さった内緒さま

遥さんもそうですが 鈴置さん、郷里さんも鬼籍に入られたのでパトはみていると切ない気分になる時もあります

トップ絵 カッコいいですか、嬉しいです♪
ああっ 泣かないでくださ~い \(^▼^;

さくら(09/28 21:16の内緒様) 2010年09月29日(水)02時13分 編集・削除

>09/28 21:16にコメント下さった内緒さま

二人に世話を焼かれてますよね(^m^)
遊馬も素直じゃ無いので野明の前では 偉そうな俺様です♪
愉しんで頂けて良かったです♪

このお題は本当に可愛らしいんですが恋愛一歩手前から始まる辺りがいいですよね!
のあすま向きというか(^m^)
残り二つ がんばりますね~!

非公開 2010年09月30日(木)10時39分 編集・削除

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さくら(09/30 10:39の内緒様) 2010年09月30日(木)23時40分 編集・削除

>09/30 10:39にコメント下さった内緒さま

野明 独り相撲ですよねぇ(^^)
みんなに世話を焼かれています
シゲさんは実は本当に周りを良く見ていると思うんですよ
ある意味一番他人の心の機微に敏くて上手く立ち回っている人だと思います♪

残り二つ頑張りますね~!!

非公開 2019年06月02日(日)06時29分 編集・削除

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非公開 2019年06月10日(月)04時53分 編集・削除

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非公開 2019年06月18日(火)06時09分 編集・削除

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非公開 2019年06月27日(木)17時58分 編集・削除

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非公開 2019年07月09日(火)19時45分 編集・削除

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非公開 2019年07月18日(木)13時43分 編集・削除

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