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不在36

今日は雨の一日でした。
結構激しく降ったりもしましたが天気そのものよりも昨日との気温差に吃驚。
昨日は真夏日で今日は涼しいを通り越して ハッキリ寒かった!
肌寒い何てレベルじゃございません。
秋 秋は何処~?!

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さて ここからは連載のお話。
時間がまたのんびりまったり進んでいましてすぐそこのゴールテープが遠く霞んで見えます(^^;
また季節が過ぎちゃいましたがもうここは開き直るしかあるまいってことで(笑)
そんな感じではありますがお付き合いくださいますお客様はこちらからどうぞ~

続き

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不在 36
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SIDE-LABO(15)

同じ試験でリテイクが5回続き坂口の苛々が募り始めるとラボの中の雰囲気が段々と剣を帯びてくる。
不貞腐れた様子を見せだした坂口に今まさに浅月が『いい加減にしろ!』と怒鳴りそうになった時、遊馬がぽんとその肩を叩いた。
苛立った雰囲気のまま振りかえった浅月に遊馬は黙って頷くと「ちょっと代わってください」と言って管制用のマイクを手に取った。
「坂口、今は仕事中だ。不貞腐れるならそれを降りろ。試験が進まないと困るのは何もお前だけじゃない、仕様書通りの操作が出来ないならテストパイロットとしては失格だぞ」
荒げる事のない声はそれだけに冷たくさえ響きラボ内のざわついた雰囲気が一瞬で凍りついた。
「俺を 下ろすって言うのか?」
低く唸る声で言う坂口に遊馬は殊更感情の籠らない声で淡々と告げた。
「文句だけ言って努力しない様な人間に付き合って時間が割けるほどここは暇な部署じゃない。この試験には精度が必要だと最初に言った筈だ。野明に挿げ替えられるのが嫌なら相応の実力を見せる事だな。それが出来ないなら昼休みの暴言を彼女に謝罪して貰おうか」
「外部の人間が・・・・」
「口を挟むなってか。少なくとも今週一週間は俺たちもチームの一員だ、やる気のない人間に時間を割く気は無いんでね。それに今のお前の代わりなら俺だって十分勤まる、まだ文句があるなら俺とかわるか?」
「言ってくれるじゃないか、御曹司。これでも俺は『シノハラ』のテストパイロットの中では・・・」
「んなことはどうでもいいんだよ。指示通り、仕様書通りに操作一つ出来ないクセに文句だけ言うな」
容赦のない遊馬の指摘に息を呑むラボ内の雰囲気を察した野明が浅月の肩を軽く叩く。
「大丈夫。遊馬には何か考えがあるんです、少し様子を見ませんか?」
戸惑う顔を見せる彼に野明は自信あり気に大きく頷き余裕のある笑みを浮かべた。
彼に全幅の信頼を置く彼女の顔に浅月が気圧される様に頷くと他の面々もその成り行きを黙って見守る事にして二人の会話に注意を注いだ。
周りの雰囲気を野明が収めた事に気付いた遊馬が目だけで野明に謝辞を伝えると彼女は軽く頷いて自分の席に戻った。
他の面々も次のリテイクに向けて準備を始めると遊馬は再び坂口に声を掛けた。
「で どうする?降りるか そのまま続けるか早く選べ。午後に入ってから一つも試験項目クリアして無いんだからな、時間を無駄にするな」
実際一つも消化していない為 反論に詰まった坂口は唸るような声音で「続けるに決まってるだろう」と言うと不貞腐れた顔でシートに座り直した。
「ならもう少し丁寧に操作して貰おうか、その態度のままだと野明や俺どころじゃ無く新人に席を持って行かれる事になるぞ」
遊馬の指摘に「余計なお世話だ」と吐き捨てた坂口はヘッドギアを被り直した。
軽く肩を竦めつつマイクの傍を離れた遊馬は自分の席に戻りがてら「試験再開するそうですよ」と浅月の肩をぽんと叩きすれ違いざま「もっと自信持って。主任がそんな顔してると皆不安になる」と小声で囁いた。
ハッとした顔で振りかえる浅月に片手をひらひらさせて応じると野明の隣に腰を下ろした。
席についた途端遊馬が軽い溜息を漏らすのを見て野明がその顔を覗き込む。
「憎まれ役 御苦労さま」
信頼感溢れる笑みをたたえた彼女の瞳に遊馬は小さく肩を竦め苦笑を返した。
「ああいうの 柄じゃないんだけどな。それより周り収めてくれて助かったよ」
「どういたしまして。私は遊馬を全面的に信頼してますから」
しれっと言う彼女に遊馬は思わず目を瞬いた。
「そりゃ どうも。俺もお前を信頼してるけどね」
「ありがと。『フォワードとバックアップは一心同体』ですから」
嬉しそうに笑う野明に遊馬は一瞬きょとんとした後「敵わねぇなぁ」と呟いて同じように笑みを浮かべた。
コンビを組んだ当初遊馬が言い出し何度も口にするうちにある種の呪文のように二人に馴染んだその言葉。
互いの瞳を覗き込むようにして改めて笑みを交わすと各々目の前の仕事に手をつけ始めた。

程なく準備が整うと 再び同じ試験を再開する。
先程と同じように浅月の指示で坂口が操作を行ったもののやはりタイミングのずれはは許容範囲を大きく超えてしまった。
落胆の様相を呈すラボ内の雰囲気を感じた坂口は「指示のタイミングが悪い」と大声で浅月に噛みついた。
その態度にラボ内の空気が不穏な方向に流れ始め野明が席を立ちかけると遊馬がそれを制した。
浅月の席に向かい苦虫を噛み潰したような顔をする彼の肩を軽く叩いてマイクに向かう。
「指示の出し方が気に入らないならそっちから提案すればいい事だ。そんな風に噛みつくだけじゃ出来ないことへの責任転嫁にしか見えないぞ」
感情の読みにくい遊馬の凛とした声が響くと図星を指された坂口はバツが悪そうに顔を歪め一瞬押し黙った後、唸るような声を発した。
「・・・なら 篠原が指示を出せよ」
「・・・俺が?」
「それとも『御曹司』はお気に入りのお嬢さんにしか指示を出せないのか?」
嫌みたっぷりの口調で言う坂口に遊馬はうんざりした顔を見せた。
「いいだろう、俺が指示を出したらタイミングを取れる自信があるというなら出してやる。他に何か注文があれば聞いてやるぞ。後で今みたいないちゃもんを付けられたんじゃ堪らないからな」
「俺相手だからって適当なことをするなって位だよ。大事なパートナーと同じに的確な指示を出せ、それだけだ」
フンと鼻を鳴らす坂口に遊馬は半眼を向けた。
「言いたい事はそれだけか。そういう事に私情は挟む気は無い、他に言いたい事が無いなら始めるぞ、準備はいいのか?」
「いつでも」
周りに目を配り準備が整っているのを確認すると遊馬は「もう一度行きます」と声を掛け坂口に指示を出した。
ああ言った手前下手な結果を出すわけにもいかず慎重に操作をしたものの結局坂口は設定範囲内に誤差を収めることはできなかった。
結果に顔を歪める彼に「指示の出し方にまだ何か不満があるのか?」と問い掛けると坂口は乱暴な仕草でヘッドギアを外し遊馬に向かって唸るような声を上げた。
「・・・・こんなシビアな設定・・・」
「出来ないのか?野明なら設定範囲内に収めて見せるけどな」
然も当然とばかりに言う遊馬へ睨む様な目を向けた坂口は「なら 代わって貰おう」と吐き捨て聊か乱暴な仕草でシュミレータを降りてしまった。
モニターから目を離した遊馬はガリガリと頭を掻きつつ室内を振り返る。
「野明」
「準備するのね」
「悪ぃな。指示 俺じゃ無くても行けるか?」
「今の試験でしょ?平気。主任、宜しくお願いしますね」
「ああ・・・」
ぽんと背中を叩く野明に浅月が戸惑いがちに返事を返すと彼女はにっこりと笑った。
「ほらほら、そんな顔しないで。指示を出す人が自信なさそうにしてると受ける方も不安になっちゃいますよ。遊馬程とは言いませんけどハッタリでもいいから余裕持って構えてください」
クスクス笑う彼女に遊馬はチラリと視線を向ける。
「ハッタリとは失礼だな、俺はちゃんと根拠持ってやってんの。デカイ事言った分期待してんだから裏切んなよ、お前」
「誰に言ってんの、パートナーを信じなさい。それと・・・この貸しは高くつくからね」
悪戯っぽい顔で片眼を瞑る彼女に遊馬はにっと笑うと「そういう事は成功してから言えよな」と混ぜ返しその頭をクシャリと撫でた。
「じゃ 行って来い」
遊馬が軽く背中を押すと彼女は「任せて!」と言いながら部屋を走り出て行った。
小柄な背中を見送った後、遊馬は浅月に声を掛けた。
「指示のタイミングは悪くないですよ、野明じゃないけど自信持って指示出してください。そうすればあいつはちゃんと応えますから」
互いを信じて疑わない信頼の強さに浅月は羨ましさと感心を覚えながら大きく頷いた。

程なく坂口が管制室に姿を現しかわってモニターにはシュミレータに搭乗した野明の姿が映し出される。
ヘッドギアを装着してシートの位置を調整、次いでフットペダルの遊びを確認する。
計器類を一通りチェックし終えると野明が準備完了を伝えて来た。
解析側の準備が整ったのを確認し遊馬が手で合図を送ると浅月はマイクに向かって呼びかけた。
「試験 開始します。泉さん よろしく」
「了解しました、カウントお願いします」
凛とした野明の声が響き 浅月の合図とともにシュミレータが滑らかに動きだした。
彼の出す指示に従って仕様書に忠実に動作する機体。
一回でほぼ理想値通りの値を叩きだした彼女に遊馬から注文が飛んだ。
「野明、値 許容範囲だけどな、もう少しシビアに行け。二つめ気持ち早く」
「了解。浅月さん すみません もう一度お願いします」
その様子を坂口は呆然と見詰め「この値でまだリテイクを掛けるのか」と乾いた声を漏らした。
二度目で誤差を修正しきった野明が注文通りの動作を完了すると遊馬は彼にチラリと目を向けた。
「俺は出来ない奴に注文は付けない。あいつには出来ると確信があるからリテイクを出したんだ。何か言いたい事があるのか?」
悔し気に顔を逸らす坂口へ遊馬は畳みかける様に続ける。
「出された指示を忠実に再現するには確かに高い技術を要する。しかしテストパイロットと言う職種には技術以上に指示を出す人間との信頼関係やパイロット自身の意識の高さが必要だ。プライドを持つのが悪いとは言わないけどな 自尊心だけではこの先仕事は出来ないぜ。今のような大雑把なやり方では、厳しい精度が必要になる試験に対応はできない。まして気分で結果に激しい斑が出るようでは尚更だ。お前は自分の技術に自信を持っているのかもしれないが、今のお前と同等の操作技術なんて今年入った新人でも集中して教育すればものの数カ月で習得できちまうんだからな」
吐きだされるデータを確認しながらモニターから目を話す事無く淡々とした口調で遊馬が告げると坂口は苦虫を噛みつぶしたような顔をして俯いた。
その間に次の試験の準備が整い遊馬は揶揄する様な口調で坂口に問い掛けた。
「御覧の通り主任の指示で理想値に沿った結果は十分出せる訳だが。お前の方が技術力は上なんだろう、代わるか?野明と」
黙り込んだ彼に遊馬はチラリと半眼を向けた。
「確かに俺は野明を気に入ってる。けどな、それとあいつ自身の能力は関係が無い。あれは野明自身が学習と努力によって手に入れたものだ。それにシュミレータに限って言えばあいつはこの場でしか乗って無いんだからお前の方が慣れてて然るべきだろう。実戦経験が豊富だと言ったが野明の搭乗機はイングラムだ。ここの環境とは全く物が違う。それでもあいつはその環境に適応する努力をした上で結果を出してるんだ。そういう人間に文句を言いたきゃそれなりの成果を上げてからにするんだな」
淡々と述べられる正論に返す言葉を失くし床を凝視する坂口から視線を外すと遊馬は自分の作業に戻った。
その遣り取りを黙って見ていた浅月はそれ以上遊馬が何も言う気が無い事を察して口を開いた。
「で 坂口、どうする?代わるなら泉さんに伝えるが・・・」
「・・・いえ、今は結構です。暫くは彼女のお手並みを拝見せていただきますよ」
不貞腐れた顔をしながらもコクピットを映すモニターを注視し始めた坂口に浅月は小さな笑みを浮かべ遊馬を振り返った。
「篠原、指示出し頼んでもいいか?」
浅月の声に振り返った遊馬が目を瞬く。
「俺がですか?」
「俺も指示の出し方参考にしたいからさ。二人とも基本的に定時までなんだろう?だったらそれまでの間少し勉強させて貰いたい」
浅月の言葉に少し考えると小さく頷いた。
「俺で参考になるなら。じゃあ ここのモニタリング誰かお願いできますか?」
声を掛けると情報解析チームの一人が手を上げた。
「なら それはこっちで。解析は後日でいいんですよね、主任?」
「そうだな、今は試験を進めてデータを摂る事最優先で。篠原達が居るうちに進める所まで一気に進めよう」
浅月の提案に全員が納得すると其々が席を移動する。
遊馬が管制席につき その脇に浅月と坂口が椅子を運んできた。
周りの準備が整ったのを確認した遊馬が野明に声を掛ける。
「野明、準備いいか?」
「いつでもどうぞ。って 遊馬?」
「そ。諸事情あって今から俺が指示出すからな、締めて行けよ」
「了解。・・・で あの・・・」
言い淀んだ彼女が坂口の事を気にしていると察し遊馬はさらりと受応えた。
「問題無い、詳しい事は後で話す。今は試験に集中しろ、みっともないとこ見せんなよ?」
「判ってるわよ。遊馬もタイミング外さないでよね?」
「誰に言ってんだ?任せとけって。じゃ 始めるぞ」
「了解、カウント宜しく」
軽口を叩いた後再開された試験の精度は驚くほど高く、シビアに設定された理論値にほぼぴったりの値を叩きだす彼女の技量とそれをサポートする遊馬の指示の的確さに浅月、坂口の二人は舌を巻いた。
指示を出す側もただ機械的に行っている訳ではなくその時々に応じて微妙にタイミングや指示の出し方を変えている事に気付き浅月は考え込む様に腕を組み軽く眉間に皺を寄せた。
二人が実に効率よく試験項目を消化してゆく中、黙ってその様子を見ていた坂口は時折野明が遊馬に指示の出し方を指定している事に気が付いた。
「遊馬、次なんだけど90度急旋回の手前、3からカウント頂戴」
「3からな。そこだけでいいのか?」
「うん 後は普通に合図宜しく」
「了解」
要望に従って遊馬にタイミングを計るカウントを入れて貰うとその声に合わせて彼女自身も口に出してカウント取り、リミッターの限界値ギリギリの最高負荷を掛けて急旋回動作を行う様子を坂口はジッと見詰めていた。
絶妙といっていいコンビネーションで理想値を弾きだす様子を目の当たりにして彼はバツが悪そうに顔を歪め隣で指示を出す遊馬に小さな声でぼそりと言った。
「・・・撤回しますよ」
その声に遊馬がチラリと目線を送ると坂口は拗ねたような顔をして眉間に深い皺を寄せていた。
気付いてはいても敢えて何も聞き返さない遊馬に坂口は渋々といった様子で続ける。
「・・・俺の負けです」
俯き加減の横顔に遊馬は感情の読み取りづらい声で静かに応じた。
「同じチームで仕事してるんだから、勝ち負けなんてどうでもいいんだよ。他人にいいところがあると思えばそこから学べばいいし 他に提案があるなら出せばいい。そんな事より仕事を効率よく進める為に協力すべきであって自分の能力を誇示する事は何のプラスにもならん。でも まぁ昼間の発言については野明本人に一言あってもいいよな」
「・・・分かってます」
口調まで改まってしまった彼に遊馬は小さく肩を竦め「その話は後にしよう」といいつつ目線を正面に戻し試験を再開した。
連続2時間試験を続けた野明に一旦休憩に入る旨を告げると遊馬は彼女を迎えにシュミレータの傍まで降りて行く。
コクピットから出て来た野明からヘッドギアを受け取ると遊馬は彼女の髪をクシャリと撫でた。
「お疲れさん、30分休憩な」
「ん。それはいいけど・・・どうなの?」
「まぁ 少しは思うところがあったんじゃないか?」
探る様な上目づかいを見せる彼女に遊馬は苦笑いを返した。
「・・・そっか」
小さく笑う彼女の肩に軽く手を乗せ休憩室へ行くよう促す。
「飲みもの位奢ってやるよ」
「ありがと。でも この貸しはそんなに安くないからね?」
おどける様に言う野明に彼は軽く目線を泳がせた。
「・・・ったく、人の足元見やがって。判った その分は後で埋め合わせてやるって」
「じゃ チョコパフェ奢ってもらおっかなぁ」
「パフェって・・・お前。子供じゃあるまいし・・・」
「何とでも。帰りファミレスか喫茶店ねっ」
『決まり』とばかりにうんうんと頷く彼女に遊馬は小さく肩を竦めた。
「・・・飯代は自分で出せよ」
「けちー。先月手取り多かったって言ってたじゃない」
「その分働いてたの、俺は。労働の対価だろうが」
「きこえなーいっ」
悪戯っぽく笑って軽く耳を塞ぐ彼女に遊馬は諦めた顔で溜息を吐いた。
「・・・今日だけだからな」
「やったぁ!」
嬉しそうに手を叩く野明を見て遊馬は『やれやれ』という顔で天井を見上げた。
「じゃ 休憩行こうっ」
弾んだ声で言い、肩を竦めた遊馬の腕を絡めるように取った野明は彼を上機嫌で憩室に引っ張っていった。

「ほら」
ミルクティーの紙パックを手渡すと野明が「ありがと」と笑ってそれを受け取った。
自分用の珈琲を購入すると遊馬は無造作に野明の隣に腰を下ろす。
軽く天井を仰ぎ長い息を吐きだすとミルクティーを口に運ぶ野明に目を向けた。
彼の視線に気が付き、きょとんとした目で見返す野明に遊馬はさらりと問い掛けた。
「疲れたか?」
「まだ2時間でしょ、平気だよ」
事もなげに言うものの実際 操作に求められている精度はかなりシビアで普段の出動時にはあり得ないほどの集中力を要している事は遊馬も重々承知している。
それをおくびにも出さずに粛々と作業を進める彼女の腕は贔屓目なく優秀。
そしてそれを長時間持続させる事が出来る集中力には正直遊馬も舌を巻いていた。
二課にいるとなかなか気付かない彼女のそういった能力の高さがこの環境に置いては非常に稀有かつ優秀なものとして評価される。
本人の意思は兎も角として 彼女はこういった環境の方が正当な評価を得られるのかもしれない、と思い遊馬は内心溜息を吐いた。
言葉数が少なくなった彼に野明が不安気な目を向けると遊馬は微苦笑をむけクシャリと彼女の髪を撫でた。
その仕草にいつもと少し違う雰囲気を感じて野明は小首を傾げる。
微かに眉間に皺を刻み顔を顰める遊馬の横顔を少しの間眺めていると視線を落とした彼と目があった。
「・・・遊馬?」
覗き込む瞳が不安そうに揺れるのを見て遊馬は少し困った様な笑みを向ける。
「悪りぃ、何か不安にさせたか?」
「えっと・・・何だろう そうじゃ無くて。遊馬 今何か考えてたでしょ?」
「大したことじゃないけどな」
「ならいいんだけど。なんだか難しい顔してたから」
「そうか?心配掛けたかな。フォワード不安にさせる様じゃ 指揮者失格だなぁ」
苦笑いする遊馬に野明はむぅっと拗ねた顔をして見せた。
「・・・馬鹿、そういうの抱え込まれる方が嫌なの。・・・ねぇ それ私には言えない事?」
「まさか。そうじゃねぇけど・・・・言うと俺が凹むから言いたくない事」
「何よそれ?」
「さぁな、気にすんなって。でも もし・・・どうしてもって言うなら帰ってから教えてやる」
「もうっ 気になって試験に集中できなかったらどうすんのよ?」
「そりゃ困るな、俺 責任問われちまうわ」
おどける様に言う遊馬に野明は肩を竦め小さく息を吐きだした。
「・・・隠し事はしないでよね?」
少し怒った様な顔で彼女が念を押すと遊馬は苦笑しながら野明の髪を撫でた。
「この前ので懲りたよ。もうそういうのはしない、約束するって。それより あと3時間弱頑張れよ」
「勿論。終わったら夕飯 遊馬の奢りだからねっ」
「へいへい。なんならその後デートでもすっか?」
「嬉しいけど八王子 土地勘無いのよね」
「俺もない。こことマンションの往復以外で行くとこなんて知れてるからなぁ」
苦笑いする遊馬に野明はホッとしたような笑顔を見せた。
「何だよ?」
「ちょっと安心した」
「あ?」
「先月 本当に真面目に仕事してたんだなぁって」
うんうんと一人頷き彼の目を覗き込む彼女に遊馬は少し不貞腐れた顔をした。
「当たり前だろうが、俺はねショッピングモールなんかフラフラ出歩く様な暇すらなかったの」
「・・・それって」
『墨勇の事を言ってるんだろうなぁ』と思った野明が困った顔で小さく肩を竦めると遊馬は一瞬拗ねた顔を見せた。
「ま そのことはいいか、片付いた事だし」
ぼそりと自分に言い聞かせる様に呟くと「そろそろ 戻るぞ」と彼女の背中を軽く押す。
はにかむ様に笑って頷いた野明を伴い遊馬は聊かバツが悪そうな顔で彼女から少し目を逸らした。

休憩時間はまだ5分以上残っていて中にはまだ戻ってきていない人もいる。
とはいえ七割強の人間が既に管制室内に揃っていてそこには浅月と坂口の姿もあった。
人の気配に振り返った坂口が野明を見つけると一瞬構える様な様子を見せたものの 一度大きく息を吸い込んで努めて平静な口調で「泉さん」と声を掛けて来た。
名前を呼ばれた彼女が「はい」と返事をして振り返ると坂口は一瞬怯みかけたものの一度下へ向けた目線を勢いよく上げた。
「その・・・昼は・・・すみません・・・でした」
言葉も途切れ途切れなら口調もぶっきら棒。
言いながら段々目を泳がせる如何にも謝るのが苦手そうなその態度に『誰か』を重ね野明はチラリと遊馬を見上げた。
「なんだよ?」
半眼を向ける遊馬に「いいえ 何でも」と小さく笑い野明は改めて坂口に向き直った。
「いいえ。こちらこそ 不快な思いをさせて申し訳ありませんでした」
「お前が謝ることなんてないって」
ぺこりと頭を下げる彼女へ遊馬が溜息交じりに言うと野明は「いいの」と穏やかに笑った。
その笑顔に一瞬目を奪われた坂口が慌てて目を逸らす。
「泉さん・・・後で・・・少しいいですか?」
「私ですか?」
小首を傾げる野明に坂口は「操作の基本を教えてください」と言って神妙な顔で頭を下げた。
先月は引き継ぎすらまともに聞かなかった相手の言葉に野明は目を瞬き「私でよければ」と嬉しそうにコクリと頷いた。
その様子に聊か面白くなさそうな顔をした遊馬が横から口を挟む。
「俺も付き合おう」
その声に坂口がきょとんとした顔で彼を見遣ると遊馬は半眼を向けた。
「前回碌素っぽ説明も聞かずにコナかけようとしてた様なやつに女を一人で貸してやるほど俺はお人好しじゃないんでね」
「・・・信用ないんすね」
乾いた笑いを浮かべ溜息交じりに肩を落とす坂口へ遊馬は一瞥を投げる。
「当然だろうが。特にこいつは『警戒心』とか『猜疑心』ってやつがとことん薄いからな。危なっかしくて目が離せるか」
しれっと言い放った遊馬に野明はむぅっとした顔を向けた。
「もう またそういう事言って。遊馬の心配性」
「そういう事は心配掛ける様な事しなくなってから言うんだな。そろそろ休憩終わるけど、この後 乗るのか?坂口」
「いえ 今日の所はお二人のやり方を見せていただきますよ」
苦笑いした坂口に遊馬は「あっそ」と軽く応じ 様子を見ていた浅月に目を向けた。
「こっちはどうします、代わりますか?」
「いや 俺も今日は勉強させてもらうよ。それに・・・その勉強会 俺も参加していいかな?」
「どうぞ ご自由に。じゃ 野明 試験の準備に入るぞ」
「ん。行ってきます、遊馬 指揮よろしく」
「おう、しっかりやれよ」
パチンと小気味の良い音をさせて手を合わせると、小走りで部屋を出ていく彼女を見送る。
扉が閉じ遊馬が室内に目を戻すと同じように彼女を見送っていた坂口と目が合った。
遊馬は少し考えるとすれ違いざま彼に声を掛ける。
「手 出すなよ。俺のなんだからな」
「・・・出しませんよ。これだけ大っぴらに公言されて出せる訳ないでしょうが」
溜息交じりに言う坂口に遊馬は鋭い一瞥を投げ「その為に態とそうしてんだよ」と言い置いて管制席に向かった。
その後ろ姿に坂口は少し不貞腐れた様な顔を向け『まるで番犬だな』と小さな溜息を零した。

午後の試験が始まり短時間で手際よく試験項目を消化していく二人の様子を浅月と坂口は黙って見つめていた。
遊馬の指示は短いが的確。
野明の操作には無駄な動きがない。
時折 遊馬から注意が飛んだりはするものの手順書の確認は至って手短に行われている事に坂口は腕を組んで考え込んだ。
「彼女・・・手順書の中見 覚えてるんですかね?」
坂口の問いに浅月もまた少し考える様な仕草をした。
「そのようだね。手順書もそうだけど試験仕様書にも目を通してた」
「・・・だから確認時間が短いのか。・・・前回もそうでしたか?」
「いや、前は搭乗直前手順書に目を通して後は篠原が仕様書を見ながら要点を伝えていた筈だよ。それでも操作の精度が桁外れに高いから手際は充分よかったけどね」
「成程。確かに正確な操作をしますね、彼女は」
苦さの交じる声に浅月がチラリと彼の顔を覗くと不貞腐れた顔をして俯く姿が目に入った。
「坂口だって調子のいい時はいい精度で操作してるさ」
弾かれた様に顔を上げた彼に浅月は小さく肩を竦め苦笑する。
「いい腕してるんだからさ、気分の斑が操作に出なくなるだけで随分かわると思うよ、俺は」
「気分の斑・・・ですか」
バツが悪そうに肩を落とす彼に浅月は「それが難しいんだろうけどね」と笑い正面に向き直った。
「まぁ 斑自体は篠原にもあるんだけど、それが作業に影響を与えないよう自制できるのがあいつの良さなんだろうね。最初ここにきた頃、雰囲気はピリピリしてたけどやる事は完璧にやってただろ?あの精神力には感心した」
「そう言えばそうでしたね。それは・・・彼女も同じなんでしょうか?」
「だろうね。・・・坂口、彼女がここの女子社員から嫌がらせ受けてたの知ってたか?」
「え?」
意外そうに目を見開いた彼に浅月は苦笑を向けた。
「男性社員に判らないところで随分酷い事になってたらしいよ。でも仕事は完璧にこなしてたろう、彼女。相当辛かったろうにね」
モニタリングされている彼女の姿と指示を出す遊馬に好まし気な視線を向ける浅月に坂口は「成程ね」と大きく肩で息を吐いた。
「『御曹司』が彼女にべったり張り付いてる理由が漸く分りましたよ。盾になってる心算なのか、あれ」
「多分ね。でも効果半分、逆効果半分ってとこだと思うけど」
「プラス牽制も入ってる」
溜息をつく坂口に浅月は目を瞬かせ次いで吹きだすように笑った。
「彼女にちょっかい出したら後が怖いと思うぞ」
「でしょうね、大した番犬ぶりですから。彼女も大変だ」
「それを迷惑に思うなら、ね。でも 嬉しそうだからいいんじゃないのかな、あそこはあれで」
可笑しそうに笑う浅月に坂口はむすくれた顔をして見せた。
「・・・この職場じゃ 目の毒ですよ」
「それでも泉さんが居ると士気があがるんだから 彼女の人気は大したもんだよ」
「・・・御曹司がやっかまれないのが不思議な位ですよ」
「・・・そりゃ 今更そんなことしても無意味だからだろ」
作業を進める二人の姿を眺めながら大きな溜息を吐くと浅月と坂口は顔を見合わせ乾いた笑いを交わした。

定時間まで残り5分を切り遊馬が浅月を振り返る。
「主任、定時まで5分切りましたけど続けますか?」
残業時間に規制がある為 確認をとる彼に浅月は手順書の項目数を確認した。
「いや 今日はこの辺で。泉さんにもこっちに来てらって」
「了解です。野明 終了だ、降りて来い」
声を掛け野明の返事を確認すると遊馬は軽く肩を回しながら管制席を離れる。
野明を迎えるべく部屋を出ようとすると二人に呼び止められた。
怪訝な顔で足を止めた彼に二人は「この後時間が取れないか」と尋ねた。
「この後、ですか?」
困った顔をした遊馬に浅月は軽く首を傾げる。
「予定があるなら後日にするけど」
「うーん、ちょっと待って下さい。野明に訊いてみないと・・・」
遊馬が少し考える様子を見せていると野明が管制室に戻ってきた。
眉間に小さな皺を刻み腕組みしている遊馬を見て小首を傾げた野明が傍に駆け寄る。
「お疲れ様、遊馬 どうかしたの?」
「いや・・・それがさ」
苦笑を浮かべる彼から掻い摘んで事情を聞くと野明は拗ねた上目づかいでじぃーっと遊馬の顔を見つめた。
その瞳に気圧されたように上体を反らし遊馬は引き攣った笑みを浮かべながら小声で言い訳を口にする。
「んな目で見るなって。俺が誘った訳じゃねぇよっ」
「判ってるけどっ。夕飯とパフェとデートはどうなっちゃうのよ?」
「・・・そりゃ・・・それは後日改めてだな・・・」
目を逸らす遊馬の腕をグイっと引っ張り少し怒った顔で「絶対だからねっ」と念を押すと野明はぱっとその手を離す。
『なんか揉めてるなぁ』と顔を見合わせる浅月と坂口に彼女は一転してにこやかな笑顔を向けた。
「お話、伺いました」
「あの・・・泉さん、何か予定があるなら」
遠慮がちに申し出た浅月に「大丈夫ですよ」と笑い就業のチャイムを聞きながら野明はくるりと踵を返した。
「今日は お二人ともこれで退勤ですよね」
「あ・・・うん この後の指示だけ出したらすぐ帰るよ」
「じゃあ 私先に行って着替えてきますね。では 後ほど」
慌てて答える浅月に野明はぺこりを頭を下げラボに残るスタッフに「お先に失礼します」と声をかけると足早に管制室を後にした。
その背中を見送った浅月と坂口の二人から申し訳なさそうな目を向けられた遊馬は『まいったなぁ』という顔で軽く頭を掻いた。
「・・・大丈夫か、篠原?」
「すみません。何か・・・邪魔、しちゃったみたいですね・・・」
申し訳なさそうな顔をする二人に遊馬は苦笑いを浮かべ小さく肩を竦めた。
「いえ。まぁ その・・・大丈夫です、後で埋め合わせはしますんで・・・」
言いながら彼女の消えた扉を見遣り遊馬は『こりゃ あとで高くつきそうだなぁ』と内心大きな溜息を吐いた。

go to next....
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追記

デートを邪魔されて野明はちょっと拗ねてます(笑)
遊馬は色んなところに気を使わないといけないので気苦労絶えないですね(^m^)

心やさしい読者さまから「のんびりでもいいですよ」何て言ってもらえちゃったもので開き直ってのんびり行きます~
こんな管理人の書く物ですが愉しんで頂ければ嬉しいです!
そして一言なりと感想とか拍手など頂けますと小躍りするほど嬉しくなって続きの更新が早くなる・・・かも?(笑)
(かも ですよ、かも!)
では 今回も最後までお付き合いくださってありがとうございました。
頑張りますので一つ温かい目で見守ってくださいませ~

コメント一覧

こんきち 2010年09月24日(金)21時51分 編集・削除

坂口さんやっと自分の仕事のやり方が間違ってた事に気付いたんですね、それにちゃんと自分が言ってしまった暴言も謝罪できたし、気付けてよかった×2。
でも、野明は遊馬とデートできなくて残念になっちゃったけど、彼が改心したということで拗ねないで欲しいなぁ。
さて
ゴールテープが遠く霞んで見えてますか、では応援代わりに裏の激しいお話プレゼントしますので受け取って下さい。
久々の激しめなのでくれぐれも昼間に開けたりしないで下さい。

非公開 2010年09月24日(金)22時36分 編集・削除

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さくら(こんきち様) 2010年09月25日(土)00時50分 編集・削除

>こんきちさま

ゴールテープ遠いですよ~
昼に開けてはいけないファイル先程拝見♪
感想は後ほどメールでお届けしますわっ(^^)

坂口さん ちょっと改心した模様です~
野明 拗ねちゃいけないですよね、拗ねちゃ(笑)

さくら(09/24 22:36の内緒様) 2010年09月25日(土)00時58分 編集・削除

>09/24 22:36にコメント下さった内緒さま

楽しみにしてくださってありがとうございます♪
遊馬 憎まれ役をするとなると容赦がありませんよね。
普段から口調はぶっきら棒ですからそこに抑揚が無くなるだけでも冷たさ倍増と言うか(笑)

開き直った遊馬は番犬属性全開です
番犬属性ご支持頂けて良かった(^m^)
あとは野明には拗ねずに頑張ってほしい所ですよね~♪
次回もぼちぼち頑張ります~(^^)

瞳子 2010年09月25日(土)13時50分 編集・削除

遊馬は、過保護な番犬ですからね(*≧m≦*)
この辺りが教官と一緒(*^^*)
でも郁と野明は、そんな彼らが好きですからね(^^)
何処かに落ちてませんかね? 教官と御曹司。

さくら(瞳子様) 2010年09月26日(日)00時20分 編集・削除

>瞳子さま

当家の遊馬は特にその属性強しです(^m^)
教官も同じですよね♪

落ちてたら拾う!
絶対 拾うっ(笑)

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