以前、この「俺クワ日記」で紹介した「北九州でオオクワ発見」の報。
北九州市にお住まいのTさんが、オオクワとは無縁と思われた北九州で オオクワを見つけた(それは残念ながら死骸であった)というニュースに、 その北九州出身の俺クワはとても驚かされたわけですが、後日採集にチャ レンジしたTさんは、遂に生体の材りに成功。その興奮覚めやらぬリポ ートをお届けしよう。
前回、オオクワ♂の亡骸を発見した北九州市南西部に、息子そして会社の友人の 3人で出掛けてきました。 まず2月4日は、残念ながらオオクワ発見には至らず、コクワが♂3♀2、ヒラタ ♂1の成果に止まりました。
そして1週間後、再度チャレンジ、何とか「オオクワの死骸の意味」を明らかに しようと躍起でした。 まず、オオクワの死骸を見つけたクヌギに戻り、そこから辺りを見渡すと、具合の良い 立枯れがすこし離れた場所にありました。桜の立枯れです。 用心しながら、少しずつ削っていくと、いました、いました。 あの見慣れた大あごが・・・それも微妙に動いてます。 オオクワが北九州でも採集できることを証明した瞬間でした。
その日はこの♂53mmの他に、♂66mm、幼虫が5匹。 まだまだ居そうなこの木をすべて材割りしようとも思いましたが、 楽しみは夏の樹液採集にとっておくことにして、その「秘密の現場」を あとにしました。
これで九州北部のこの地区でも、オオクワガタが採集できることが 分かり、非常に嬉しく思っています。 これを機に、その他の場所を開拓したつつ、地元(北九州産)の オオクワガタを大切にしていきたいと思います。
本当におめでとうございます。 このTさん、奥さんの実家が佐賀ということで、あちらでもしばしばやっている、 いわば材割りのプロフェッショナル。 Tさんの、経験に裏打ちされた目が新規開拓に繋がったのかも知れません。
近い内、Tさんの材割りに同行し、その模様を取材してこようと思います。
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