この「俺クワ日記」ではすっかりおなじみの北九州市在住のT氏が 今度は出張先の埼玉県でオオクワの採集に成功。その報告文をそのまま 転載します。佐賀でオオクワとともに育ち?北九州産の採集にも 成功した経歴はだてではない!!
こちらに来て1ヶ月が経ち、忙しい毎日を送っています。 もうすぐ材割りの季節が来るので、早く九州に戻りたい気持ちでいっぱいです。 ある日の昼休み、散歩がてらに工場の奥へ行くと、何とそこには雑木林がひろがっており、 クヌギ・コナラの木があちらこちらに点在していることに気が付きました。 これは探索するしかないと思い、工場の管理者に許可をもらい、先週の水曜日の夜 (この日は、30度を超える暑い日)に、懐中電灯を片手に林に分け入りました。 やはりいました。ヒラタクワガタ・コクワは瞬時に15匹ほど集まりました。 オオクワガタもいるのではと期待を抱き、さらに奥へと進むと、そこには大きなクヌギが 何本も立っており、さらに6~7メートル頭上を見ると、穴がぼこぼことあいていました。 これを見ずして帰るわけにはいかないと思い、その木に登り、穴を丹念に見ていきました。 するとオオクワガタらしき角が見え、ついに私のオオクワガタ採集7つの道具が活躍する 時がやってきました。 出張にも関わらず、持参してきた自分をこれほど誇りに思ったことはありません(笑) 早速、穴かき棒でそのクワガタとの格闘が始まり、1時間後、ようやく引っ張り出した クワガタに明かりを当てると、形は小さいながら、紛れも無くオオクワガタでした。 「やったー!!、埼玉県産のオオクワガタやーーーー!!」 この叫んだ声が、工場内に鳴り響いたことは確かでしょうが、この大きな喜びを我 慢できなかったのも確かです。 この後も採集を続けたかったのですが、時間も10時を過ぎていたので、オオクワガタ 以外のクワガタは逃がしてやり、オオクワガタのオス(帰って計ったら48ミリという 小さなオスでした)だけを持ち帰りました。 この雑木林は、私有地(工場内)なので、誰もが入れないし、荒らされる心配もないので、 こうやってオオクワガタが残っているのでしょう。 今から来年の6月~7月の樹液採集が楽しみです。 この時期に合わせて、また出張がないかなーと期待しています! ということで、出張先での採集報告でした。
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