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出張・あんだ〜ば〜EX 〜龍崎星海様へ part.3〜
※注意......
 この作品は著者・猫斗犬の作品『あんだ〜ば〜EX』のキャラクタたちが、
いろいろなかたがたの作品に出張してくるという設定を元に書いた作品です。
 ですので、元となる作品を読まないとその作品の面白さは半減すると思います。
 という訳で…みなさん…その作品を読みに行きましょう。
 いいえ!是非、行くべきです!!!!!

 元となった作品:龍崎星海様の[スレイヤーズラジオ:16回目]




>リ「次回まで走ってろって‥‥この無責任AD〜っ!!食事はどうしろってのよ〜っ!!」
>ガ「それより、寝ないで走るのかよっ!そっちの方が問題だと思うぞ、俺!」
>ア「いえ、それより、そんなにこの洞窟、長いんですか?そっちの方が問題だと思いますけど!」
>ゼ「‥‥だ〜っ!!バカ言ってる場合かっ!!だいいち、体力がそんなにもたんわいっ!!」
>ガ「で、ほんと〜にど〜すんだよっ!このまま、走り続けるんか!?」
>リ「‥‥それしか、ないかも‥‥」
>ア「え〜っ!そんなぁ〜っ!!」
>ガロン、ガロン、ガロン!
>4人が泣き言を言いあう、その間も、岩は転がり続け、4人は走り続けた。
>リ「あのAD〜〜〜っ!!帰ったら、覚えてらっしゃいっ!!このままで済むと思うな〜〜っ!!」
>リナの怒号はいつまでも洞窟内にこだまし続けた。

>ンゴロ、ンゴロ、ンゴロ!

   走る4人。
   消えた(逃げたとも言う)AD。
   追う、大きな岩。
   彼らの体力はいつまで持つのか…それは誰にもわからない。
   ただ…
??「ずるい!みんなでこんな面白いことをやって…はい…と言うわけで…第3回、出
   張あんだ〜ば〜EXは…」
   どだだだだだだだだ…
   走り抜ける4人。
??「…って…あ…みなさん…」
>ンゴロ、ンゴロ、ンゴロ!
??「…え?」
   ぷち…
リナ「って…あれ?今なんか以前に見たことがある物体があったような…」
ガウ「…なにもないぞ…」
雪菜「にょえぇぇぇぇーーーーーーっ!」
恵美「こんにちわです…」
達也「よっ!」
4人『…………………………』
   笑顔で悲鳴をあげ走る雪菜。
   ローラブレードですべる…ごつごつした岩場なのになぜ走れる?…達也が片手を
  上げ軽い挨拶をする。
   肩に木刀を担ぎ軽やかに走り、何事も無いかのように会釈する恵美。
4人『なぜ、あんたら(お前ら)(あなたたち)がここに…』
雪菜「面白そうだったから(はあと)」
恵美「なんとなく、その場の勢いだと思いますけど…」
達也「アインのやつに強制送還された…」
4人『…………………………』
リナ「ってことは…さっき見たのって…」
雪菜「舞お姉ちゃんでーす!」
ガウ「生きてるかなあ〜あいつ…」
リナ「たぶん…死んだんじゃない…」
達也「ま…静かになったし…いいんじゃねえの…」
恵美「そうですね」
リナ「そうですねって…」

   ──しばし──
全員『…ぜい…ぜい…ぜい…ぜい…ぜい…ぜい…』
ガウ「…ほ…本気で俺たちやばくないか…」
アメ「ええ〜ん…」
ゼル「…た…確かに…」
雪菜「にょえぇぇぇぇーーーーーーっ!」
   相変わらず笑顔で悲鳴をあげ走る雪菜。
達也「ふぁいとー!」
恵美「おうっ!」
   疲れた様子を見せない達也&恵美。
>ンゴロ、ンゴロ、ンゴロ!
リナ「…こ…こうなったら最後の手よ…」
ガウ「こうなったらって…」
アメ「何かいい手があるんですか?」
ゼル「もう…どうでもいい…何でもやってくれ!!」
リナ「それじゃあ…リクエストにお答えして…必殺っ!」
   ぐわあしっ!
達也「え?」
リナ「どつき蹴りミサーイルっ!!」
達也「って……どええええぇぇぇぇーーーーーっっっ!!!!!!」
   飛ぶ達也。
   ひゅるるるるるる…びたん…ぺち…
全員『…………………………』
>ンゴロ、ンゴロ、ンゴロ!
>ンゴロ、ンゴロ、ンゴロ!
>ンゴロ、ンゴロ、ンゴロ!
>ンゴロ、ンゴロ、ンゴロ!
全員『…………………………』
リナ「あああぁぁーーっ!なんて根性のない…」
ゼル「そういう問題か!!」
ガウ「…む…むごい…」
アメ「でも…今のでスピードが少し落ちた感じですね…」
達也「あ〜今のは驚いたなあ〜。どつき蹴りミサイルか今度、やってみっか…」
リナ「って…生きてた!」
達也「だあほ…あんなんで死んでたまるかい!」
ゼル「いや…どう考えても…死ぬだろあれは…」
達也「あんなん…オレにとっちゃあ蚊に刺されたもんだい」
リナ「だったら…もういっぺん行ってこい!どつき蹴りミサイルっ!パート2!」
   ひゅるるるるるる…びたん…ぺち…
   ン…ゴロ、ン…ゴロ、ン…ゴロ…
ガウ「おおーっ!今ので更にスピードが落ちたみたいだぞ」
達也「…あー…痛かった…」
リナ「って…やっぱり生きてる!」
ゼル「どうして生きてるんだこいつは!」
達也「丈夫さがとりえなんで…」
ゼル「丈夫なだけで勤まる理由なのか?今のが!」
達也「あはははは…竜派斬を素手で殴り返せる自身あるもんで…」
全員『…納得…』
   納得していいのか?
   あんたら…

アメ「…そ…それにしても…この洞窟、どこまで続いてるんですかあ?もうかなり走っ
   てますよ…あたしたち…」
リナ「そんなん。あたしがわかるわけ無いでしょ!」
達也「へ?なに?リナ。気付いて無かったわけ?」
リナ「あん?何がよ?」
達也「だってよ…この道の先って…空間がゆがませてあるんだぜ…」
リナ「…え゛…」
ゼル「って事はなにか。俺たちは同じ道を繰り返し走らされてるってーのか?」
達也「うん。現に…ほり…前方のそこ…」
全員『……………………』
恵美「…舞ちゃんが…」
ガウ「ものの見事につぶれて…」
リナ「…ナーガ状態になってるし…」
達也「ま…最近…太った…やせたいいぃー!って騒いでたから、ちょうどいいんじゃね
   ーの…見事に細くなったし…」
雪菜「そっかあ〜…お姉ちゃん。ラッキー!」
ゼル「ラッキーなのか…あれが?」
達也「オレ流にでは…」
ゼル「……………………」
ガウ「で…結局のところどうするんだ?」
リナ「う〜ん…道が延々と続く理由がわかっても結局のところは……」
ガウ「走るしかないってか…」
アメ「そんなぁ〜っ!!」
   そして4人は走り続けた。
   達也たちがいなくなったのも気付かずに…
 
 
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