「GOOD WEATHER」収録の青春短編「SO WHAT」を原作とした映画。監督 山川直人。1988年作品。「映画 AKIRA」制作中の公開でした。企画は映画「シャッフル」が完成した頃にスタートしたようです (「シナリオ '82年4月号」のインタビュー参照)。
原作をベースとしながらも、かなりのアレンジが施してあり、全体としてはかなり印象の異なる中篇となっています。まず大きな違いとして、東京から転校生(東幹久)が一人やってくるという設定にしてあるので、話に幅が出ています。バンドの演奏する音楽は、Stones 等のコピーではなく、その名も 'So What' という、オリジナルの曲になっています。原作との違いは、好き嫌いは分かれるかもしれませんが、そのままエンタテインメント性を高めているといえると思います。実際、明るい映画に仕上がっています。
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