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OTOMO KATSUHIRO Misc. Comics

少年塔(白山宣之)

  • アスペクト
  • マガジンハウス
  • MAG COMICS
  • 発行:1995年2月23日
  • 254p
  • A5 版
  • 本体価格 971円
  • ISBN4-8387-0630-8
Shonentoh

収録作品

タイトル 頁数 初出/再録
吼ゆる興案嶺 36 BRUTUS 臨時増刊 '93/11/20号
ライオン 24 ガロ '74/6月号
SCHOOL DAYS 23 別冊マンガアクション '80/4/11号
海賊たちの夏 78 COMIC アレ! '94/5,7,8月号
写真 16 跋折羅 '74 第4号
宇宙大怪獣ギララ 10 COMIC アレ! '94/10月号
GOLDEN SLUMBERS 25 マンガ奇想天外 '80年第1号
漫画の光 32 マンガ奇想天外 '82年第9号
解説:ほんまりう 1 -
あとがき 2 -

コメント

「遠い祭」「G......」で大友克洋に原案、原作を提供し、また大友作品を手伝ったりもしていた白山宣之の久方ぶりの単行本。「COMIC アレ!」に連載された作品を中心としながら、'70〜'80年代に様々な雑誌に描いていた短編をまとめてあります。
 その最後に、「漫画の光」が収録されています。これはマンガ奇想天外の休刊号に載った、漫画Aによる雑誌内雑誌です。実は、この本を手に入れるまで、ここでの漫画Aも大友克洋の事だと思っていたのですが、実は「漫画の光」での漫画Aは白山宣之だったのでした。したがって、漫画A名義で描かれた「つうかいまんが 冒険ケン坊」は、白山の作品です。ということで、この中で大友克洋が描いているのは、「マドロス君」一編のみということになります。いや〜、誤解してました。
 いずれにせよ、大友克洋のマンガ(といっても、殴り描きの4コマ一編ですが)を収録した単行本という事になります。
 また、「たかでらあきひこ」「げん・あきら」というのは高寺彰彦のことで、彼の作品も同時に収録しています。

なんだか大友克洋と諸星大二郎(うわ、両極端)の中間辺り(ってどこ?)に位置しそうな白山宣之の作品は、どれも不思議な味わいがあって面白いですね。特に、「吼ゆる興案嶺」と「ライオン」は、全く違うタイプの作品ながら、非常に面白かったです。

書店で問題なく入手可能。

 

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