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OTOMO KATSUHIRO on Magazine

COM '71年2月号

COM '71/02
  • 虫プロ商事
  • 1971年2月1日
  • 274p
  • B5 版
  • 定価 200円

収録作品

タイトル 作家 頁数
漫画・まんが・マンガ・MANGA 小松慶司郎 1
眠くなるまで 川本コオ 35
白い童話 Vol.2 わが分裂の花咲ける時 藤子不二雄 20
火の鳥 手塚治虫 30
虫通信 No.2 手塚治虫 2
わだかまり みやはら啓一 24
COMジャーナル 編集部 16
フロイト 長谷邦夫 32
ゆきおんな(目次では「漫画博物誌」) 永島慎二 8
新鋭作家競作集 中島宏治、南 泉寿、秋本よしき 計16
風のように(岡田史子「地下室」落稿の代原) ちばてつや 47
ぐら・こん(芥真木「序曲」22p含む) 編集部 計40

コメント

伝説の漫画雑誌、COM。多くのマンガ家が神さま手塚治虫をめざし、この雑誌の投稿コーナーである「ぐら・こん (GRAND COMPANION)」からデビューしています。その中期、'71年2月号には、当時高校生だった大友克洋も投稿していました。
 作品は「海が……」。一人の男が浜辺を歩いていると、海が「人は次第に海を汚してきた。こんな人間にこれからをまかせてよいのか?」と問いかけてくる。男は「何故おれにそんなことを訊くんだ」と走って逃げる。すると海が取り囲み‥‥というような内容のようです。「痛烈な社会批判を、海の言葉として、繊細なペンタッチと詩的な口調でつづっている」と評されています。が、同時に「わからない…と言われたらそれまでの作品である」とも。同月の投稿中5番目の、佳作第5席となっています。
 収録されているのは同作品の1頁(3コマ)のみ。しかも、3段組の誌面の1段、右半分のサイズに縮小されています。

COM はガロと並び、この時期の漫画雑誌の中では見つけやすいものです。1,000円前後ですぐ見つけられるでしょう。

 

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