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OTOMO KATSUHIRO on Magazine

漫画アクション増刊 1978年10月27日 特集 謎

Weekly Actioni Supp. '78/10/27
タイトル作家頁数
グラビア:荒木経惟の写真小説 謎のバナナ殺人事件 4cモデル:阿部定子・撮影:荒木経惟4
あしたの約束 2c4p大友克洋26
浅草紅蓮作/きむらはじめ・画/みやじま響24
六歳の日の恋作/内藤誠・画/三山のぼる23
平凡という名の怖さー田中雅紀論ー (エッセイ)川本三郎2
謎男二階堂正宏1
さまよう 2c岩本久則21
答えのない謎を提起することが最高の智恵だ (エッセイ)上杉清文2
謎の踏み絵ウノカマキリ1
まか不思議大科学 2c編集部4
移民の詩 2c4p福山庸治27
糸とく時は (エッセイ)田槇道子2
女の謎室戸みさき1
おばこ駒作/三木孝祐・画/三枝由里26
白井佳夫の映画塾 (エッセイ)白井佳夫2
コンクリート詰め殺人四態永美ハルオ1
虹たちて北浦順10
晴姿 身がわり行進曲秋竜山6
トルコブロ奮闘記長谷川法世23
ミステリアス Amazing Goods 2c金谷真4
  • 双葉社
  • 1978年10月27日
  • 216p
  • B5 版
  • 特価 200円
  • 雑誌コード:9427-10/27

単行本「ハイウェイスター」収録の「あしたの約束」の初出誌です。このアクション増刊の特集は「謎 現代の謎」ということで、この特集に沿った作品として描かれたのが「あしたの約束」でした。アオリは「◆話題の新鋭が放つ巻頭巨弾!!◆」。末尾のコメントは無し。ひさしぶりに内容ではなく「新鋭」扱いのアオリですが、締め切りがギリギリでこうなってしまったのか、それとも初の(?)巻頭カラーを祝したものだったのか。今のところ確認している雑誌では、これより前に巻頭カラーは無いので、本当にそれを祝った言葉だったのかもしれません。
 ストーリーは、老人と子供、刑事と事件。扱われている事件は異なりますが、後の「童夢」へ直接繋がる骨格の作品と言えるでしょう。その作品は、単行本収録時と初出時で、2色がモノクロにされた以外に画の変更は全くありませんが、一カ所セリフの変更があります。それは単行本p198、最後のコマ。単行本では「せっかく見つけたパトロンだってのにーー」となっていますが、初出時は「ちっきしょう仕方ないわね」でした。この後時間軸が入り乱れる展開になるため、なるべくわかりやすいセリフに変更されたのだと思われます。

この時期のアクションは入手困難です。

 

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