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OTOMO KATSUHIRO on Magazine
漫画アクション増刊 1977年5月13日 コムック号
タイトル | 作家 | 頁数 |
グラビア:魔性・白石のり子 4c | 撮影:丹下克己 | 4 |
ワイン大百科 2c | 文:神谷不志夫 | 8 |
春のニューフェイス総まくり | 編集部 | 4 |
スーパーカー・スーパーボート総特集 | 編集部 | 4 |
鏡中綺譚 第1回 | 作/北河正郎・画/松森正 | 34 |
堰 | 福山庸治 | 21 |
灯ともし頃 (小説) | 浅川マキ・画/野中ユリ | 2 |
誤報謬説剽窃 漫画ジャーナル 1-1 (マンガ雑誌) | 川本三郎 | 2 |
堕ちてゆく 2c | 石井隆 | 16 |
接点 (小説) | 副田護・画:山野辺進 | 2 |
NOTHING WILL BE AS IT WAS | 大友克洋 | 23 |
天愚堂開々録 シリーズ第七弾 | 作/雁屋哲・画/神田たけ志 | 30 |
水丸のパロディシアター 1 | 安西水丸 | 2 |
新入女子大生・新入女子社員 大カタログ | 編集部 | 5 |
ビアンコの直撃シネマ談義 | 白井佳夫・カット/山藤章二 | 2 |
工房訪問 作家と仕事場ー長谷川法世ー | 編集部 | 1 |
女性シンガー&ソング・ライター名鑑 2c | 編集部 | 4 |
日本ぽるの映画史 2c | 依田功 | 4 |
グラビア:燭光の誘惑 水木レイ 4c | 撮影:長町凌志・構成:永沼濬吾 | 3 |
Colour Analyzer 4c | 岩本久則 | 1 |
- 双葉社
- 1977年5月13日
- 186p
- B5 版
- 特価 200円
- 雑誌コード:9426-5/13
奇想天外社版「ショート・ピース」及び双葉社版「ショート・ピース」収録、「NOTHING WILL BE AS IT WAS」の初出誌です。増刊号にはしばしばサブ・タイトルが付けられていますが、この号は「コムック号」。その後このサブ・タイトルは8月24日号まで続き、続き物の作品も掲載されていました。この5月13日号(かその少し前)に、編集人が堤任氏から吉留博之氏に交代しているので、新編集人による新雑誌、という事だったのではないかと思われます。小説等の連載も刷新され、この号から色々な物がスタートしています。
「NOTHING WILL BE AS IT WAS」のアオリは「犬が人を噛んだらニュースになる ライオンが人を喰ったら映画になる さて 人は何を喰ったらマンガになるのだろうか……!?」。扉には「NOTHING WILL BE AS IT WAS」の写植が3回繰り返して貼られています。そして作品の終わりには「■大型冷蔵庫のある家は……気をつけよう■」とありました(今の基準ではむしろ小さいですが)。初出時と単行本収録時で、画には変更はありませんが、1点だけセリフが変えられています。双葉社版のp152中段左側のコマ、「それと…低能… アホ…マヌケ 変態あとは…」とあるセリフは、初出時には「それと…低能… アホ…マヌケ」だけでした。意味を変えたりする変更ではなく、フキダシのサイズに対するセリフの量がアンバランスで、追加されたのではないかと思われます。
ショッキングな内容を軽妙且つユーモラスに描くこの話には、面白い逸話が伝わっています。上がってきた作品を読み終えた編集長、すぐに大友克洋に連絡を取り、「大友君、焼肉でも食いに行こう」。その話を聞いた矢作俊彦は、「マンガ家を良くわかっている編集者だ」と、葬儀の席で語ったそうです。奥付に名前の載っている編集人で故人といえば清水文人氏か堤任氏のいずれか。より詳しい話を調べたいと思います。
この時期のアクションは入手困難です。
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