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OTOMO KATSUHIRO on Magazine
アクションデラックス No.3 '80/1月号
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- 双葉社
- 1980年1月19日
- 418p
- B5 版
- 定価 400円
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収録作品
| タイトル |
作家 |
頁数 |
| シリーズ・大人の絵本「にっぽん新お伽噺」(4色) |
二階堂正宏 |
7 |
| 君勝田線の女 (4色、2色、1色) |
長谷川法世 |
50 |
| 童夢 |
大友克洋 |
45 |
| デモンシーズ |
神田たけ志 |
100 |
| マイ・ドラキュラ |
村野守美 |
100 |
| 別手組異聞 |
小島剛夕/昴すまる |
75 |
| ご依頼の件 |
福山庸治 |
25 |
| 競作ナンセンス |
岩本久則、秋竜山 |
6,4 |
| コミックマガジン史 |
福田護 |
欄外 |
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コメント
４回に分けて発表された「童夢」の第一回が掲載されたアクションデラックス (週刊アクションの特別増刊号) です。「童夢 PART.1」は、単行本「童夢」の 2〜45ページに当たります。扉絵は単行本、画集に再録されていないもので、イメージ・アルバムのライナーにのみ再使用されています。奥に土星が見える月のような星の上で、怪獣やロケット、UFO などに囲まれて眠っている少年が描かれています。まさに「童夢」といった感じですが、もちろん話とは直接関係ありません。
単行本との違いを挙げると、絵が描き替えられているのは 4〜5ページの見開きと、30ページ４コマ目の２点 (ページはいずれも単行本)。前者は構図は全く同じながら、完全に描き直されたものと思われます。単行本では雑誌掲載時に比べ、全体の描き込みが倍以上になされています。マンション各階の扉や窓、屋上の詳細な描き込み等が増えています。後者は完全にリライトされています。元の絵は消失点をコマ左右奥に取ったもので、手前に四角いビルが建っているものでした。確かに大友克洋にしてはおやっと思う絵です。
また、背景が追加されたコマが 6ページ３コマ目、22ページ６コマ目の２点。いずれも奥の景色が追加されています。その他、多くのコマでトーンが追加されています。ネームの変更はありません。
大友以外の作品は全て読み切りです。また、欄外に２行づつ掲載された「コミックマガジン史」は、70年代までのコミック誌の栄枯盛衰を詳しく知ることができます。
このアクションデラックスは、現在は入手困難です。ただ「Fire-ball」掲載号と比べれば入手しやすいのではないでしょうか。
童夢 Part.2 ...>>
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