原案(オリジナル)

Y吹さんの原案(オリジナル)です。
誤字・脱字・改行なども修正せず、原稿をそのまま載せています。
衰えを見せないY吹ワールドを堪能してください。

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犯人を追いかける真人、街中から、さびれた廃墟に、犯人を廃校まで追い込む。拳銃の確認をする真人。真人は、警察学校を普通の成績で卒業し、おまわりさんとしても普通だった。ただ、偶然、ある事件を解決して、いきなり刑事になった。そして、運良くなんどかてがらをたてた。
真人は、犯人の音のする方向を確認して、ゆっくりと進む。たまたま、とおりがかりに銀行強盗に遭遇し、追跡してきた。
拳銃のハンマーをあげて、犯人の方向に向け、
「そこまでだ!銀行強盗の現行犯で逮捕する。」
犯人はおびえながら、
「たのむ、みのがしてくれ・・・」
「金ならここにある。山分けしようぜ、なあ、たのむ」
「そんなてにのるとでも思っているのか?」
「公務員って給料安いんだろう・・・そんなに必死になっても、どうせ、ろくな老後はないんだ。」
(犯人にくどかれる)
一瞬、父のことが頭に浮かぶ。
父は名誉の殉職ということにはなっているが、うわさでは、銀行強盗とぐるで、お金を強奪し、仲間割れで殺されたというのをどこかで聞いたことがある。
犯人にふいをつかれて、バランスをくずし、犯人に逃げられる。

翌朝、昨日の犯人取り逃がしの件で、この事件をはずされて、風俗取締りにまわされる。

悪質なホテトルが増えているので、その取締りにまわされた。

真人は何でおれがこんなことと思いつつ
町のびらを回収する
そして、電話してみる
結構、やらせが多い
何回かけるうちにやっとつながった。

もしもし・・・・
「今、???なんだが」
「どんなこがいいですか」
「どんなこがいますか」
「ちょうど若い子がいますよ」
「そのこでいい」
「」
そして、指定のホテルでまつ、真人
しばらくして、ノックが・・・
瞳がきれいな女だ。髪は肩まで、少し子供っぽい顔も見え隠れするが
化粧と服装で大人の女をまとっている。でも、こういう世界に人間にはめずらしく、すれてなさそうな感じがする。まさか、昨日、今日はいった素人でもないだろうけど、初々しさがある。しかし、こういう場で緊張していない。みかけは少女のようなよわさもみえるが、芯は強そうだ。
目はかるく、真人の方にむいている。きょろきょろせずに
「あゆみです。今日はありがとうございます・・・・」と説明をしだす。
逮捕しようと、警察手帳に手をかけようとしたとき
「あなた、警官でしょ・・・」
「・・・・」
「なんでわかる?」
「この仕事をしていれば、分かるは、とくに、あなたみたいに、刑事になりたてで、自分のにおいを消せない人は」
「で、どうする・・・」
「どうするって、それは、あなたが決めることでしょ」
「私を逮捕するならどうぞ、それともプライベートで・・・」
話し終えるまもなく、真人はその女にとびついた。
その女は、つんけんとしてるわりに、体全体を抱きしめると、相手も必死に抱きしめてくる。なんかふしぎな感じがした。
真人はお金を払った。ほとんど放心状態で・・・
女は丁寧にお礼をいいながら、うけとった。そして去っていった
べっどに座り込んで、自分のしたことの重大さがようやく、ひとりで、座ってから分かった。
ひとり、放心状態で町をさまよう真人・・・
自分の仕事のことより、あの女のことが頭の中を回っていた。
仕事も、あまり、のらないようす
先輩刑事にあう。
「ちょっと、失敗したからって、そんなにいじけるんじゃない、チャンスはある」
「気にしてないですよ・・・」
そして足早に、さる。少し、後ろめたさがある。
そして、お昼どき
手帳をだそうとして、名刺がおちた。そこには携帯番号がかかれていた。
あゆみとかかれていた。
真人は、少し、ためらったが、番号をおした。
「・・・・」
「あの・・・」
「昨日の刑事さんでしょ」
「・・・」
「今、あいてるの?」
「・・・ああ」
「じゃあ、昨日の場所で・・・」
「・・・」
真人は、抵抗する余裕すらなかった。自分の意志の弱さを思い知った。
真人は昨日の場所でまっていた。約束時間は30分過ぎていた。やっぱり、いたずらかと、半ばほっとして、たちあがったとき、ノックの音が・・・
「ごめんなさい・・・」とあゆみの声がした。
あゆみの性格について考えていなかったが、けっこう、気が強く、しゃんしゃんしてる。でもどこか、少女が残っている。無理やり、大人になったのかもしれない。
あゆみはにっこり笑って
そして、終わって、くつろぎながら・・・
お金をはらおうとして・・・
「今日はプライベートだからいいわ」
「・・・」

真人は深みにはまっていく自分に恐怖を感じていた。

最近、真人は、捜査にも集中できなかった。
そして、町を放浪しては
また、あゆみに、電話するの繰り返しだった。

あるとき、
「いつから、こんな仕事してるんだ」
「尋問?」
「そういう意味じゃなく・・・」
「じゃあどういう意味」
と、ぼかす あゆみ

そんなとき、最中にあゆみの携帯がなった。
あゆみの顔色が変わる
真人がちかよると
「ごめんなさい」
「・・・」
「実はね・・・今、病院から電話があって、母が危篤なの」
「お母さん?」
「そう、おもい病気で入院してるの・・・」
「その入院費用をかせぐために、この仕事をしだしたの・・・」
「ものごころ、ついたころから、ホステス、ソープなんでもやったわ
それに、SEX自体きらいでもなかったから・・・」
少し、落ち着いてきたあゆみ・・・
「・・・ごめんなさい、こんな話して」
「いいよ」

帰り際、複雑な心境の真人だった・・・
初めて、あゆみを普通の人、弱みをもった人間だったことに気づいた・・・
真人はあゆみを救ってやりたいと思った。でも、真人はそんなお金はもっていなかった。
ふと、気づく、先輩の刑事がいた。
「だいぶん、いれこんでるようだな」
「・・・」
「・・・知ってたんですか・・・・」
「おれも刑事が長いもんでな」
「いいかげん、いじけるのはやめとけ」
「そんなんじゃないんです」
「おまえに、あの女が救えるとでも思ってるのか」
「・・・・」
「男はみんなそうさ、娼婦に情がはいってくると、なんとかしてやりたいと思う・・・
しかしなあ・・・それは自己満足にすぎない・・・
今まで、それで飯食ってた女からあしたからしなくていいよと言って、女はどうする。すぐに、生きがいとかが見つかるとでも思うか?今までそうなるべくしてなったのに・・・」
「・・・・」
「まあ、目を覚ませ」
といいさり、先輩刑事は、軽く肩をたたいて、去っていった。
真人は、何も言えなかった。
夜の町をさ迷い歩く真人
昔の同僚の婦人警官ゆみこに出会う。
「ひさしぶり、元気」相変わらずテンションが
ゆみこは、婦人警官時代、不倫がばれて退職となった
「ほんと久しぶり、たまには飲もうか」
「いいわよ」
グラスを傾ける二人
「まだ刑事やってんのね」
「ああ・・・君は・・・」
「私ね、最近、マーブリングっていうアートしてんの」
「マーブリング?」
「そう、マーブリング!]
といいながら、カラフルな手帳を取り出す。この手帳の表紙自分で作ったのよ
(マーブリングとは、早い話が、水に絵の具をなんてきか落とすとゆっくりと広がっていく、それをいろいろな技巧で模様としてとりだすもの、よく本の装丁につかわれる。)
「きれいでしょ・・ほかにもいろいろとつくってるのよ」とうれしそうに、いきいきと話すゆみこ
「婦警のころとは違っていきいきしてるね」
「そう・・・自分でもそう思うわ、でもね、あのころのこともよかったと思ってるは、あのころがなければ、今の私はないもの」
「強くなったな・・・」ぽつりという
「強いんじゃないの・・・人は弱いは・・・ただね、流れに任すことに気づくと楽になるの・・・」
「・・・」
「・・・私がね、不倫のことで落ち込んでたときね・・・ほら、あの情報屋のけんちゃんがね・・・
映画みないかって、あんまりしつこいからいっしょにいったのね・・・それが、普通の映画じゃなくてね・・・素人の映画だったの。なんかはやりの自主製作ってやつかな、見るからに貧乏くさい会場で・・・」
「へぇーけんのやつ一言もいってなかったな・・・」
「それで・・・それを見て、あぜんとしちゃった。おもしろくはないんだけど・・・なんか新鮮で、目からうろこが落ちるような・・・むちゃくちゃなんだけど、なんかいのちを感じるのよね。生きてるぞって・・・まあ、あのころの私だったから、なおそう思ったのかもしれないけど・・・もう一度みたいって感じでもなくて、感動して泣いたっていうんでもなくて、なんか、頭の後ろをかなづちで殴られたかんじだったのよ」
「そんな映画があるのか」
「今は、どこの誰がつくったのかは忘れちゃったけど、あの衝撃は覚えてるわ」
「そのあとね・・・なんか元気が少しでて、なんか覚悟したったちゃって感じで、ひらきなおったのね、人生なんでもあり、私はなにをしても私なんだって・・・」
「で・・・彼のところにお別れにいったの・・・そのときね(笑い)奥さんの手帳があって、それが偶然、マーブリングの模様の手帳だって・・・それをこんちくしょうと思ってみてたら、その模様がいとおしく思えてきて、ふと、あの模様はって・・・思って、その足で画材やさんにいって、その模様をつくる材料と本を買って帰ったらはまっちゃって・・・」
「とうとう、いろんな模様をつくる人になっちゃった(笑い)」
「ゆみこにそんなことがあったんだ」
「そう・・・」
「・・・」
「今はマーブリングをしてるときが一番好き・・・不思議よ、マーブリングっていうのは、色が自然に広がっていく過程を模様としてきりとるんだけど・・・いっけん、自分の意思とは無関係にひろがっていくような感じがするんだけど、そこに自分の意思との対話があるの無理にこういう模様にとしようとすると失敗するんだけど、流れをかんじてそれにまかせると、うまく自然と自分が調和してうまくいくの・・・その過程が好きなの・・・なんか生きることと同じかなって・・・最近、気づいたの」
できれば、その間、マーブリングをしている模様の部分だけのイメージ映像を入れる。
「・・・そうか」
「そう、そう、これあげるわ。今日、試作してみたの、マーブリングのおまもり」
「ありがとう」
マーブリングのお守りは、カラフルだけど、なんか味わいのある色をかもしだしていた。

次の日、二日酔いの真人
太陽を恨めしく見ながら出勤する真人

携帯がなる。
「はい、真人です」
「こらっいったいなにしてる」
先輩刑事
「銀行強盗のたれこみがあった。おまえの場所が近い、至急むかってくれ」
「・・・わかりました」
もう、やられたあとで、逃走する犯人、追う真人
また、おいつめた。
「もう、かんねんしろ。」
「なんで、わかったんだ。」
「あの、あま、うらぎりやがったな!」
「なあ、たのむよ、刑事さん、みのがしてくれよ」
「金はここにあるぜ、やまわけしようぜ」
ふと、あゆみのことが頭に浮かんだ。
父親の汚職のうわさがあたまに浮かぶ
父親もこいうシュチュエーションの中で迷い、撃たれたんだ
因縁か業か?
そのとき、女が飛び込んできた。
あゆみだ、
「なにしてんの、あんたは刑事でしょ」
「はやく、逮捕しなよ」
「やろう、うらぎったな」
「あゆみ・・・」
「犯人があゆみに銃口を向ける」
真人とっさに、あゆみをかばう。
そして、犯人をおいつめ、逮捕する。

真人、あゆみ、無言
「ごめんなさい、お客さんで、銀行強盗の話をもちかけれ、仲間にならないかって・・・
 お母さんの入院費のことを考えたら・・・この仕事をやめようかなと思って・・・
 今までこんなこと思ったことなかったのに・・・あなたに会ってから・・・
 でもね、この仕事を急にやめても・・・
 私することないし、私が納得してやめるまで、この仕事抜きの私は私でないような気がして・・・」
「あゆみ・・・」
「それで、警察に電話したの・・・」
パトカーの音が聞こえてくる。
あゆみの言葉には迫力があった。
なんか目を覚まさせられた気がした。
ゆみこのいってた、後ろからあたまをガーンとなぐられたような感じ

ふと、ゆみこのくれたマーブリングのおまもりを取り出す。
あゆみに手渡し
歩いていく2人



生きてる理屈抜きの迫力というか動き


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