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| 【 246 】 「映画「道」のこと」、について |
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昨年の末NHKBSのプレムアムシネマを見ました。30年ぶりぐらいですが新ためて強い印象を残しています。ただ面白いのは、家族に勧めて録画を見せても私の感動とは異なります。時代もあるでしょうが、まず暗すぎて映画に入り込めないと言われてしまいました。どんな名画であれ、受け手がどう感じるかは個人の感性や経験等により違いがあるのは当然です。そこでWeb上では「道」に関し、皆様がどのように感じているかを知りたくなり、検索してみると、様々な意見を目にすることができましたが、ほぼ称賛するような意見でした。その中でこの「映画「道」のこと」の文章にもたどり着きました。
このように深く掘り下げ、詳細に分析、感想まとめておられるのは、素晴らしいです。同じように私も不思議に思っていたのは次の点ですが、なる程このような考え方もできるかと感心させられました。 @「ジェルソミーナのテーマ」、ジェルソミーナが何処で覚え吹くようになったのか、「...あの雨の日に聴いた」とは、制作者意図としては、等 Aローザという姉をなぜ出す必要があったのか
私は、作り手の意図は必ずしも知る必要はないと考える者です。映画であれ何であれ、受け手がどう感じるかがすべてと思うからです。ただ上記の点についてはどうしても制作者の意図を知りたくなり調べました。おそらくすでにご覧になっているかもしれませんが、下記の方のブログ参考になりました。イタリア語文献など調べられない私には大いに参考になりました。すべて分かった訳ではありませんが、これだけ詳しく調べて紹介されている方も初めて知りました。 メロディーを最初に耳にする場面の撮影台本が、元々はあったが省略されていたというのは興味深い。 https://shin-nikki.blog.ss-blog.jp/2012-08-22 https://shin-nikki.blog.ss-blog.jp/2012-08-24 https://shin-nikki.blog.ss-blog.jp/2012-08-27
それと、この映画に関する情報はWikipediaの英語版が詳しいですね。日本語版に無い情報盛りだくさんで、とても参考になりました。 https://en.wikipedia.org/wiki/La_Strada
調べれば調べるほど、ますますこの映画に惹きつけられています。 |
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| From : asadesu -2020/03/20(Fri)22:50- |
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| 【 247 】 Re:「映画「道」のこと」、について |
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asadesuさん、ようこそ。 「映画「道」のこと」を読んで下さったとのこと、感謝です。
昨年末の放映は私も録画して後から見ました。 1995年教育テレビ放映版との字幕の違いに興味があったのですが、今回のはあまり謎めいた表現はなかったように思いました。 いちばん違ったのは映像で、教育テレビ放映版と東京・三百人劇場版はザンパノが海岸に伏すラストシーンに瑕疵があったのですが、今回のは綺麗になっていました。 修正したのか、別のフィルムなのかはわからないのですが。
教えていただいたブログや英語版Wikipediaをちょっと覗いてみましたが、かなりの分量のようなので、後日ゆっくりと読むことにします。 こういう専門的な研究がされているとは知りませんでしたよ。 本日はありがとうございました。 |
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| From : 辻 -2020/03/21(Sat)11:34- |
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