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| 【 157 】 ICAN |
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先日、ICANのノーベル平和賞授賞式があった。 被爆者も多く関わるというこの快挙に対し、日本政府の冷淡さは際立つ。 アメリカの核の傘の下にあり、その戦略の一端を担っている(担おうとしている)立場からは、手放しに公式の賛辞を贈ることができないらしい。
立場が理由って…ホントですか? この内閣に関しては、それはあり得ないだろう。 かつて「砂川判決」と「1972年閣議決定」という蜘蛛の糸で、集団的自衛権の行使を可能にする閣議決定をしたのが安倍内閣だ。 何にでも理屈をつけてごまかしつつ決めていくのは得意技じゃないのか。
どんなに困難なモリカケ状況でも、決してくじけずに詭弁を弄し逃げ道を作ってきたんだから、アメリカの核の傘の下にあっても何か言えるだろうと思う。 むしろ言わなければならないのだ。 そしてかなり踏み込んだことを言ったとしても、アメリカの逆鱗に触れることはないだろう。 なぜなら、日本がなくて困るのはアメリカなんだから。
国連の核兵器禁止条約には関与しなかったし、例年日本が提案している核廃絶決議案では賛同国を減らすし、なんだか世界の大きな流れから取り残されつつある感じがする。 |
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| From : 辻 -2017/12/18(Mon)22:43- |
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